男性陣の演歌・歌謡曲市場に若手の台頭が著しい。まだデビューして1年足らずだが、トップグループを走る背中が見えてきた位置に躍り出たのが2019年5月1日に立ち上げられたレーベル「海峡レコード」から「離さない 離さない」でデビューした新浜レオン。1年ぶりとなる2ndシングル「君を求めて」(作詞:セリザワケイコ/作曲・編曲:馬飼野康二)はデビュー記念日の5月1日にネット上での先行配信を、7月1日にCD(パッケージ盤)を発売した。CDは通常盤A「君を求めて/佐原の町並み/私鉄沿線(カバー)」、同B「君を求めて/佐原の町並み/上を向いて歩こう(カバー)」にそれぞれオリジナ曲のカラオケを収録している。


2ndシングルCD 通常盤A「君を求めて」


シングルCD 通常盤B「君を求めて」

デビュー前から創業60周年のサンリオ社歴で初のキャラクターグッズ等のコラボレーションを実現させたほか、デビュー直後の昨年5月6日から地元・千葉のチバテレ「はじめまして!僕、新浜レオンです!!」(毎週月曜 21:00-21:30)のレギュラー番組がスタート。そのモデル並みの美男子ぶりで人気雑誌のグラビアを飾ったほか、僅か半年でファーストソロコンサートを大成功に収めるなど才能を開花させた。

今の歌謡界は新型コロナウイルス感染症の影響で苦戦を余儀なくされておりまだまだ先が見通せない。そんな中、それぞれのアーティストは新曲配信、独自のホームページを立ち上げるなど、ネットを駆使しながらの戦略に出たが、新浜もそんな1人だ。これから―、と言う時だけに相当のショックがあるのでは、そんな思いもあり近況などについて聞いてみた。

「今年の年明けから1人住まいをしていますが、こういう状況下なので規則正しい生活をしております。自宅では体力づくりに加え腹式呼吸や発声練習など自分なりに危機感を持ちながらの毎日です。昨年はお蔭様で第61回日本レコード大賞新人賞を、また2020年は第34回日本ゴールドディスク大賞 ベスト・演歌/歌謡曲・ニュー・アーティストを頂きました。こうした賞をバネにこれから頑張ろうという時に新型コロナウイルス感染症の蔓延で予定していましたイベント等は延期や中止になりショックでしたが、逆にこのピンチをチャンスに、そんな思いで取り組んでいます」。

イベントの延期、中止が相次ぐ中、彼自身の強い希望でYouTubeチャンネル「新浜レオンの歌ってレオン♪」(新浜レオンOfficial YouTube Channel)では自らセレクトしたカバー映像の「上を向いて歩こう」、「私鉄沿線」等を公開し反響を呼んでいる。

昨年のデビュー当初から演歌・歌謡曲に強い土地柄と言われて久しい大阪でキャンペーンを敢行。「大阪は芸に厳しいし好き嫌いがはっきりしていると聞いていましたので緊張しましたが、とっても暖かく迎えて頂きホットしました。キャンペーンも予想以上に盛り上がり大変嬉しかったことを覚えています。改めて新曲を引っ提げ早く大阪の皆さんにお会いしたいです」とその言葉には大阪ですんなり受け入られた事に安堵感を感じた。演歌・歌謡曲に憧れたのは家庭環が大いに影響を与えたらしく、「もう根っからの演歌・歌謡曲ファンです。これからもいい時代の歴史と伝統を大切にしながら受け継いでいきたい」という。
評判のいい新曲「君を求めて」は、光り輝いていた昭和のいい時代の匂いと旋律。そして新浜の爽やかな声がミックスした青春歌謡に仕上がった。「この作品の作曲・編曲をして頂いた馬飼野先生にお会いして色々お話をさせて頂きました。僕のデビュー曲を聞いて頂き『君の声は西城秀樹さんの雰囲気があるし君の良さでもある』と言われました。元々、西城秀樹さんに憧れていましたのでとっても嬉しかったです」と電話の向こうで声が弾んだ。新型コロナウイルスの影響で本格的なキャンペーンはもう少し先になりそうだが、ヒットへの布石は着々に進んでいる。
「沢山の皆さんに応援してもらっているし、皆さんのお蔭でステージに立たせてもらっていますので早く恩返しをしていきたい思いです。これから同世代の仲間と歌謡界を盛り上げ、同時に引っ張っていきたいです。その先頭に立っていきたい、そんな気持ちで毎日を送っています。歌に関してはジャンルを問わずチャレンジしていきたいです」と抱負を語った新浜。最大の目標は「年末の紅白歌合戦」とキッパリいい切った。

2020年9月19日(土)大阪ビジネスパーク円形ホール、9月21日(祝・月)東京・日経ホールで予定されていた「新浜レオンセカンドコンサート 〜君を求めて〜」は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止となったが、デビュー2年目の新浜レオンのステージを多くのファンに自宅で楽しんでいただこうとこの10月4日(日)17:00から無観客配信LIVEの開催が決定した。

*スケジュール等は【新浜レオンオフィシャルホームページ】をご覧ください⇒

*記者のひとりごと
体格がいい。小さい頃から野球に打ち込んでいた。高校時代はキャッチャーでキャプテン。甲子園の夢は破れたが出身地・千葉県ではベスト4まで進んだ。歌の世界に飛び込んだのは家庭環境でいつの間にか根っからの演歌好きになったと笑う。彼の生歌を聞いたのは昨年。日頃から行き来のあるCDショップの店頭だった。「歌謡界の逸材」そんな噂を聞いていたので駆け付けた。店頭はファンで一杯。CDも沢山売れていた。「頑張って」と声を掛けたところ、当方の顔を見つめながら「頑張りますので宜しくお願いします」と真摯な姿勢に好感を持ったし、その爽やかな笑顔が印象的だった。笑顔があれば自分も相手も変わる。人にとって大切なものは感動する心と好奇心であろう。とくに芸能界という範疇にいる人は必須。その入り口でうろうろするのではなく、実践してほしいネ。男性の演歌・歌謡曲界は次代を担う逸材が豊富で競争は激しい。簡単に売れる世界ではない。歌謡界の若きエースに躍り出るには歌を磨き、心を磨き、感性を磨くことが必須条件だ。新型コロナウイルスで家に籠る日々。きっと独りになって必至に歌の心を掴もうともがいているに違いない。そんな姿が浮かぶ。