三代沙也可:今だからこそ…と願いを込めた応援歌「いい日がくるよ」
三代沙也可(キングレコード)が約14か月ぶりに発売した新曲「いい日がくるよ」(作詞:東逸平/作曲:伊藤雪彦/編曲:伊戸のりお)はこれまでの恋愛作品とは一転、タイトルのままに♪いい日がくるよ…きっとくる (くるよー)~と子供たちの邪心のないコーラスと共に流れるフレーズがとても印象に残る。どこか1960年代の昭和歌謡ナンバーを思わせる、優しさと温もりに満ち足りた中にも希望を与えてくれるような歌の世界観だ。詩は数多くの作詞作品を生み昨年秋に他界された社会福祉法人愛の友協会理事長/名誉文学博士の東逸平氏、メロディーは三代の恩師でヒットメーカーの伊藤雪彦氏が作曲した。「子供さんたちに支えられて私の作品集の中にまたひとつ新しいものが加わりました。メロディーラインがロマンチックなロシア民謡みたいで素敵でしょ」と三代。
CDシングル「いい日がくるよ」 C/W「わたしの好きな姫島は」「ふたりの湘南~ソロ・バージョン~」
「withコロナ」が叫ばれる現状においてより一層心に入ってくる作品に、「私自身もそうですが、先の見えない今の時代だからこそ一生懸命に生きる全ての人々を優しく励ますささやかな応援歌になればと願っています」と控え目。レコーディングでは子供たちと歌えたことが嬉しかったそうで一緒の写真を見せてくれながら、「こんなに素敵なお子様たちと歌えてとても光栄です。いつか大勢の子供さんたちの澄んだ歌声と一緒にステージで歌える日が来ることを夢見ています」と話した。
新曲のカップリング「わたしの好きな姫島は」は伊藤雪彦氏が作詞作曲した、三代の出身地・大分県の北東部にある国東半島沖に浮かぶ島(東国東郡姫島村)が舞台。「古事記や日本書紀にも記されている比売語曽姫にまつわる歴史ロマン溢れる伝承や姫島七不思議の名所があるとってもいい所なんですよ」。大好きな故郷をテーマにした作品に出会えた三代だが、キャンペーンがままならないコロナ禍での自粛生活が続く間は地元(日田市)の友人から届けられた沢山の野菜で作ったお弁当を伊藤先生に差し入れしたり、ピアノのレッスンを始めたり、新曲の発売日(2月10日)には東京・新宿の花園神社でヒット祈願を行ったり…、今も少しずつながらも動き出した。
カップリングにはもう1作、2019年に発売した「もういちど江ノ島」のカップリングをリメイクした「ふたりの湘南〜ソロ・バージョン~」を収録、女性目線にアレンジされた歌詞バージョンも聴きどころだ。
※スケジュール等は三代沙也可 公式ホームページでもご覧いただけます