「デビューしてもう3年です。デビュー当時に比べるとやや余裕が出てきました」―JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントの有望株、辰巳ゆうと。2020年に大学を卒業。「これから歌に全力投球できます」と満面の笑みでそう語る。待望の新曲は前作「センチメンタル・ハート/男のしぐれ」に続く第4弾シングル「誘われてエデン」(作詞:咲島レイ/作曲:YORI/編曲:野中“まさ”雄一)/「望郷」(作詞:久仁京介/作曲:四方章人/編曲:伊戸のりお)(2021年1月27日発売)のジャケットを変えたCD2枚同時発売。

今回も前作同様に2曲共に両A面とし、カップリングにはAタイプに「青春酒場」、Bタイプにはファーストアルバムにも取り入れている「青春Ⅱ」と同じ松山千春作品の「恋」をカバー収録した。「オリジナル作品が増えていくことに大変な喜びを感じます。前作はコロナ禍で満足なプロモーションが出来ず残念な気持ちで一杯ですが今回の新曲、特に『望郷』は僕自身めちゃめちゃ気にいっています。今年1年はこの作品を演歌・歌謡曲ファンの皆様の記憶に残るような作品にしたいです」。


新曲シングル「誘われてエデン/望郷」(Aタイプ)


新曲シングル「誘われてエデン/望郷」(Bタイプ)

特に気にいっているという「望郷」は都会で暮らす息子への思いを温かい気持ちを盛り込みながら歌った心地いい望郷演歌で辰巳の爽やかなボーカルがこの作品の最大の売りと見た。自ら一番印象に残るという歌詞「♪心配するな 涙で手を振る 母の顔」のフレーズは涙を誘う。歌う度に出身地の大阪・藤井寺市で過ごした情景が走馬灯のごとく頭をよぎるらしい。
一方の「誘われてエデン」は伸びのある高音と中音が絡み合ったリズム歌謡。とくに歌にドラマを作るといわれる中音に注目したい。


「辰巳ゆうとファーストアルバム -力いっぱい、歌いました!」(2019年12月発売)

デビュー当時のキャッチコピーをサブタイトルに取り入れた演歌&歌謡曲盤とポップス&ニューミュージック盤の2枚組CD「辰巳ゆうと ファーストアルバム-力いっぱい、歌いました!‐」(全12曲収録)も好評。

*記者のひとり言
コロナ禍で昨年のほとんどを自宅で過ごしたが後半から少しずつだが仕事の量も増えている。大阪では昨年の暮れ同じ事務所の先輩、はやぶさとのディナーショーも行った。
「コロナ禍で自宅で過ごすことが多かったので好きな料理をしたり部屋の壁紙を貼り替えたりと日頃出来なかったことをした日々でした。これからはオリジナル曲は勿論ですが、いい時代だった昭和の名曲をしっかりマスターしていきたい」。特に「三橋美智也さん、春日八郎さんが好きですね。演歌が好きな祖父母の影響ですかねぇ」とこれからも昭和の名曲を歌い継いでいきたいという。カバーは100曲くらい歌える。ほとんどが昭和の名曲だ。「いいねぇ~自分に合った道(路線)を見つけるには自分自身が色んな経験をするしかない」。

*2021年3月7日(日) 15:00スタート
辰巳ゆうと「誘われてエデン/望郷」ミニライブキャンペーンYouTube <音のヨーロー堂 演歌・歌謡チャンネル>にて生配信開催!

※スケジュール等詳細は辰巳ゆうと オフィシャルサイトでもご覧いただけます