畑から採れたて直送!そんなキャッチコピーでテイチクエンタテインメントから8月21日「泥だらけの勲章」(作詞:田久保真見/作曲:花岡優平/編曲:川村栄二)でデビューした木川尚紀がキャンペーンで初来阪、メディアやCDショップを訪問した。文字通り、農家を営む実家で野菜作りの手伝いをする傍ら、演歌好きの父親や祖父母の影響を受け演歌に一直線。小さい頃からの夢だった念願の歌手デビューにこぎ着けた。直接のデビューのきっかけは地元(茨城県)のテレビ局が開催した「小美玉発!スター★なりきり歌謡ショー」(2016年優勝/2019年準優勝)に出演。審査員だったヒットメーカーの花岡優平氏にスカウトされ氏の元でレッスンし、満を持してのデビューとなった。
「家族の影響もあり3~4歳から演歌を聴いていました。自分の中では20歳くらいでデビューできたら…そんな願望がありました。全てが初体験で緊張の連続で嬉しさもりますが正直不安もあります。プロとしての意識をしっかり持って上を目指して頑張っていきたいと思います」と言葉をひとつ1つ選びながら抱負を語る木川。小・中・高校時代は野球にも没頭、高校時代はエースでプロを目指した事もあったが「歌手への思いが強かった」のが歌の道を選んだ理由だ。

デビュー曲の「泥だらけの勲章」は、♪心に広がる 果てない荒野 たがやして ゆくことが 人生だから~と、夢に向かって一直線に生きていく姿を自分に重ねながら歌ったまさに人生の応援歌だが、「自分への応援歌でもあります」という。全体的には歌に力強さがありテンポもいいが木川の売りでもある高音には田舎育ちの素朴さと空気感が漂う。木川の素材を見抜いた田久保氏の歌詞のタッチと花岡氏のメロディー旋律が聴く側に直接的に詰め寄ってくる。
県外に出たことはほとんどないらしい。東京に出るためには実家から車で1時間、電車に乗って1時間半かかる。新幹線に乗ったのはまだ数回。デビュー後は実家のある茨城県(行方市)から仕事場に通っているが、「これからも実家から仕事場に通いたい」という。
趣味、特技はピアノ、ギター演奏。好きな歌手は三波春夫、三橋美智也、春日八郎。尊敬する歌手は坂本 九。競争の激しい若手の演歌界だけに差別化を図る、という意味合いでもギターの弾き語りで昭和の名曲を歌うステージを是非実現してほしいとも願う。

12月7日(土)には地元の小玉市四季文化館みの~れ森のホールで生バンドをバックに「木川尚紀デビューコンサート~泥だらけの勲章~」を開催する(開演15:00)。
現在、大阪・箕面市のコミュニティFM「タッキー81.6 みのおエフエム」にて同じ事務所の実力派女性シンガー・ソングライターと共に「みちると尚紀の農家出身の子ですが…」(毎週日曜9:30-10:00/再放送同日19:30-20:00)放送中。

*記者のひとこと*
いま演歌・歌謡曲市場は男性陣でかつてない盛り上がりを見せている。そんな業界に新たな逸材が誕生した。それが木川尚紀だ。市場の活性化には若手の台頭が不可欠だけに業界はもろ手を挙げて歓迎しているに違いない。勢いのある若手のパワーなんて思いがけない所に出る。業界にとっては楽しみな新人で素材がよければ後押しを惜しまない。記者はデビュー曲「泥だらけの勲章」を聴いた途端、「いいねぇ~」そんな思いが脳裏をかすめた。彼の歌には明日に賭ける希望と優しさ、そして暖かさがある。これ以上の武器はないだろう。地元に根ざした活動もいいが、全国行脚をしっかりしてもらいたいネ。ただ一つ。衣装が気に入らない。もっとスマートさがほしいネ。歌手は夢を与える職業なんだから…。