新人・若手歌手のバックアップはもとより、優れた歌唱力を持つアーティスト発掘の一役を担えればと毎月1回(基本毎月第3木曜日)に開催されている「KOBE流行歌ライブ」(主催:KOBE流行歌ライブ実行委員会)。今年で開催丸15年を迎えたが、真夏のvol.179(8月8日開催)には、井上由美子(キングレコード)、パク・ジュニョン(キングレコード)、津吹みゆ(日本クラウン)が出演した。

今月のテーマソングコーナでは令和元年のライブに因み“始まり(スタート)”をキーワードに、


津吹は「私のスタートでもありますデビュー曲を歌わせて頂きました」と「会津・山の神」、


パクは「平成元年に島津ゆたかさんが発売された曲を僕のデビュー曲としてカバーさせて頂きました。日本にきて受けたオーディションの時の課題曲だった僕のスタートの曲です」とデビュー曲「愛・ケセラセラ」、

涼し気なピンク地の着物で現れた井上は「2004年1月に“とっても小さな大型新人”というキャッチコピーでデビューさせて頂いた歌手としてスタートの曲です。今日は普段と違って一番最後に歌わせて頂きますので、もの凄く緊張してます」とデビュー曲「恋の糸ぐるま」を、それぞれのアーティストが歌手としての始まりや故郷への思いを熱く込めたライブとなった。
 

メインコーナーは約1年半ぶりの出演となる福島・矢吹町出身の津吹から―。新曲をイメージした桜の花びらが散り舞うピンクのドレスに身を包み前作「望郷さんさ」で登場。「“ど~んと響く!直球ボイス!”津吹みゆです。私の故郷・福島を舞台にした曲でデビューさせて頂いて5年目に入りました」と挨拶。NHK-BSプレミアム「新・BS日本のうた」へ出演したのを機にブレイク中の東北出身の演歌歌手3人(津吹みゆ・羽山みずき・工藤あやの)で結成した歌謡ユニット「みちのく娘!」では「歌謡ミュージカルを目標にして全力で歌って踊っています」と報告すると、番組を観たお客様から“よかったよ~”との声が飛んだ。続いて、「高校を卒業してすぐに上京した時の情景やその時の母の言葉を思い出しながら歌っています」と3rdシングル「雨のむこうの故郷」。歌が好きで高校2年生の時に地元いわき市のNHKのど自慢に出場したのがきっかけで日本クラウンの関係者の目に留まりデビューしたことなどを話し、「ハイカラな言葉でいいますとスカウトして頂きまして歌い手の道に進ませて頂いております。今はまだまだ諸先輩方の歌を歌わせて頂くことで勉強させて頂いております」と「春夏秋冬屋形船/神野美伽」を客席で披露。また、歌と同じくらい大好きな宝塚歌劇ファンとしても知られている津吹が、「今日は宝塚ならぬ“津吹塚”の新ネタをやってみてもいいでしょうか?」とエリザベートの歌の掛け合いシーンを初披露したところ大ウケ。後半は爽やかなメロディーで切ない女心を歌った新曲のカップリング「すみれの恋」、花をテーマに恋を歌った6枚目の新曲「みちのく恋桜」(作詞:万城たかし/作曲:四方章人/編曲:南郷達也)を歌い上げた。

*OBCラジオ大阪「みゆとたかお(ラジオ大阪アナウンサー・藤川貴央)の直球ボイス!」(毎週土曜16:30-)出演中!
*(10月からスタート!)東海ラジオ「26時の歌謡曲」(毎週火曜26:00-27:00東海ラジオ・井田勝也アナウンサーと)パーソナリティーを担当!
*11月1日(金)大阪・サンケイブリーゼにて「みちのく娘!」コンサート開催!


“ジュニョン~!”の熱いラブコールで登場したパクは新曲(Aタイプ)のカップリング「海鳴り」で登場。韓国・釜山市出身。歌手の山本譲二さんに出会い2012年にメジャーデビューしたパク。前回の出演時からより一段と男っぽさが漂うジュニーは、「誰にも知ってもらえなかったデビューの頃があったからこそこうして皆さんにお会いできました。今のこの瞬間がとても幸せです。日本に来て9年目になりますが、当時は日本語もあまりしゃべれなくて一生懸命覚えました。今はペラペラとまではいかないけどプロペラ?ぐらいかなぁ…(笑)。日本語や日本の文化について皆さんに教えて頂けて本当に感謝しております。初めて日本に来た兵庫県赤穂市でホームステイしたのがきっかけで日本が好きになり、日本で歌手になりたいと思ったのが僕のスタートです。皆さんが韓国の文化や曲を始めて知るきっかけになったドラマではないかと思います」と韓国のヒットソング「冬のソナタ」の主題歌「最初から今まで」を歌い上げた。続いて、2枚同時リリースした新曲(Bタイプ)のカップリング「風の丘」、新曲「永遠(とわ)にサランヘヨ」(作詞:数丘夕彦/作曲:浜 圭介/編曲:若草 恵)、最後はこの暑い夏に負けないぞ!との気持ちを込めてと歌うノリノリの韓国ソング「ゴンドレマンドレ」(=ベロベロに酔っぱらった)を観客と一緒にフリ付きで盛り上げた。

*全国7か所でライブツアー「パク・ジュニョンLIVE 2019 Songs for you」開催中!
⇒詳細はこちらにてご覧いただけます

今年でデビュー16年目。趣を変えた夏柄の着物で登場した井上は客席後方から「高梁慕情」を歌いながら登場。


「このライブには久しぶりに出演させて頂きます。大阪の藤井寺市出身なんですが、ご縁があってこの曲を歌わせて頂き岡山県高梁市の『備中高梁“笑顔で”伝えたいし!』に任命して頂きました。いま歌いながら皆さんのお顔を拝見していたら、なんと…この曲を作詞して下さった伊藤謙介先生がここに座っておられまして…」と京セラ元会長で出身地の高梁市から名誉市民章を贈られた伊藤氏を紹介*写真6すると観客から大歓迎の拍手が沸いた。2012年に発売した「恋の川」のカップリングに収録された「高梁慕情」は今でも多くの地元・高梁市民の間で歌い継がれており、各地のファンの熱い要望に応えてアルバム等にもほぼ収録されている名曲だ。客席でこの曲のファンから花束をもらった井上は「高梁は歌詞にあるように故郷の原風景が残る町です。皆様も是非、備中高梁へお越しください」とPR。


続いて客席でのトークを弾ませながら「私の身長は146㎝なんですが、小っちゃくてもいいことがいっぱいあるんです。お陰様で同じくらい小っちゃい?149.9㎝のキングレコードの先輩の永井裕子さんと『なでしこ姉妹』としてデュエットさせて頂けまして、今日は裕子ちゃんを連れてきました!」と、ステージに現れた永井の等身大パネル*写真7の傍で新曲「ハイヤが聞こえる港町」を披露。最近では「なでしこ姉妹」の人気も高まり各地のイベントに呼ばれることも多いと聞く。この日の出演者の中では先輩格の井上は少しはにかみながら「もっとしっかりしなくちゃ…」と呟いた。「自分の人生の第2の始まりは父と離れて暮らすようになった時かなぁ…」としみじみ語りながら歌う「鮨屋で…/あさみちゆき」、「15歳で母と2人で上京したので早く家を建てて親孝行してやりたいなぁ~と頑張ってます。この曲が売れたら!…」と新曲「想い出の路」(作詞:円 香乃/作曲:水森英夫/編曲:伊戸のりお)と続けた。「歌ってすごい力があると思います。歌うことで誰かの心に寄り添ってあげられるような存在の歌手になれるよう頑張りますのでこれからも宜しくお願いいたします」と話し、威勢のいい新曲のカップリング「ひとり北夜行~愛ふたたび~」で締めくくった。

次回のライブvol.180は9月19日(木)13:00開演で同じ神戸・新開地のKAVCホールを会場に、真木柚布子(キングレコード)、Kenjiro(テイチクエンタテインメント)、おかゆ(ビクターエンタテインメント)が出演する。 

お問い合わせ先は小玉企画 TEL.06-6365-5230まで。

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