新人・若手歌手のバックアップはもとより、優れた歌唱力を持つアーティスト発掘の一役を担えればと毎月1回(基本毎月第3木曜日)に開催されている「KOBE流行歌ライブ」(主催:KOBE流行歌ライブ実行委員会)のvol.178(7月18日開催)には、三門忠司(テイチクエンタテインメント)、葵かを里(徳間ジャパンコミュニケーションズ)、男石宜隆(テイチクエンタテインメント)、神川しほ(テイチクエンタテインメント)が出演し、満員の客席を前に巧みな歌とトークによる笑い声や拍手が渦巻いた。 

今年で開催15周年。テーマソングコーナから始まった今月は令和元年のライブに因み“始まり”をキーワードに、


神川は「この曲でこのライブに出させて頂けるようになりました」と「向津具の女」、


男石は「元々歌手になる気はなかったんですが…(笑)。この曲がきっかけで歌手になる夢が叶いました」と自作の「同じ時間に枯れる花」、


葵は「歌好きの母が十八番で歌っていたのをずっと聞かされ続けていた私が10歳の時に出場したカラオケ大会で優勝したのを機に歌手を目指すようになった原点の歌です」と「女の出船/松原のぶえ」、


三門は「まさか歌手になれるなんて思ってもみず…の35歳の時にレコードメーカーへデモテープを送ったのが始まりでデビューできました。自分で歌っていても元気が出る曲」と「河内の次郎長」を、それぞれの歌手デビューにまつわる話も含めて披露した。


メインコーナーは神戸市出身の神川から―。先日の難波八阪神社の道頓堀川船渡御に乗ってきたと話す神川は、数日後の大阪・天神祭りの船渡御に乗るご縁もあり、「今日はこの曲を作詞された先生が会場にお見えなので緊張してます」と祭りの団扇を持参しながら「二人の天神祭り」を披露。続いて岡山・美作温泉が舞台の「湯原有情」、「この曲を歌って10年になりました」と「娘巡礼~阿波の国」、住所を宝塚市に移してまで挑んでいるテイチク移籍第1弾シングル「宝塚のおんな」(作詞:田久保真見/作曲:杉本眞人/編曲:周防泰臣)とそのカップリング曲「木津川しぐれ」を歌い上げた。

白いスーツで颯爽と登場した男石は「恋の川」でスタート。地元出身でもあり“のぶちゃ~ん”コールを受けながら、「いろんな所で“男石”って本名ですか?とよく聞かれますが、本名なんです。先日あるラジオ番組で調べてもらったら同姓の方が全国におよそ20人いるそうです」と話すと客席からは「へぇー」との声も―。前作のカップリング「最後のジェラシー」に続いては、「大阪シリーズ3部作を3年間歌わせて頂きましたが、新曲ではビジュアル面でもイメージチェンジしようと師匠で作詞家の円香乃先生にポスター撮影の段階から立ち会って頂きました。そのせいか“いい男だねぇ~”と好評なんです!」というと会場からも「いいねぇ!」の声が返る。オリジナル・メドレーでは「大阪みれん花~大阪ひとり酒~台湾暮色~大阪泣かせ雨~おんな未練酒」を客席で歌う。最後は6月に発売した沖縄が舞台の新曲カップリング「愛しいあなた~カナサン・ウンジュ~」、3連歌謡の新曲「閨(ねや)の月影」(作詞:円 香乃/作曲:岡 千秋/編曲:伊戸のりお)を披露した。
「沖縄の皆様に応援して頂いて毎年キャンペーンにも行かせて頂きますが、お陰様で今年も12月28日(土)に沖縄コンサートが決定しました!」。


日本舞踊を舞いながら唄うスタイルが定着した葵は奈良の国宝・東大寺の二月堂をタイトルにしたデビュー10周年記念盤「二月堂」で登場。「昨年は石川県の加賀友禅特使を拝命しました。また、女性演歌では初の『第10回CDショップ大賞2018』の演歌賞を授賞しました。私にとっては宝物の曲」と話す「雪の兼六園」、加賀友禅特使就任記念盤シングル「金沢茶屋街」と続けた。2008年11月から地元の愛知県吉良町観光親善大使を務めている葵。地元を舞台にした「岡崎旅情」を歌うにあたり、「この歌には私なりの思い入れもあり作詞の先生にどうしてもとお願いをして歌詞に“葵の風吹く 岡崎の町”と入れてもらったんです」。新曲の紹介では、大伴家持が万葉集で片栗の花のことを詠んだ言葉をタイトルにしたカップリング「かたかごの花」、前々作から続く金沢が舞台の三部作最終作でデビュー15周年記念曲「加賀友禅の女」(作詞:原 文彦/作曲:宮下健治/編曲:京 建輔)を美しくも艶やかな舞踊とともに披露した。2019年9月29日(日)東京・東武ホテルレバント東京にて15周年記念ディナーショーを開催する。


三門はラメが眩しく光る衣装で夫婦演歌「百年坂」を歌いながら登場。客席からの“忠さ~ん!”の声援にも“あいよ~!”と気さくに応える姿はいつまでも変わらない。続いて「三門節」が冴える30万枚を超すヒット曲「雨の大阪」を歌うと会場からは大きな拍手が沸き起こった。懐かしい昭和の良き時代を振り返るトークで客席を大いに沸かせるところは“流石”のステージだ。自身の子供時代の懐かしい想い出話しをしながら「かえり船」を披露。始終笑いの絶えないステージで和ませた後に歌うのは、このライブの前日に発売したばかりの新曲カップリング「なみだ裏町おとこ町」。歌い終えて「え~かぁ?」と大阪弁で観客に尋ねると「え~わぁ~!」と―。「今日お越しの皆さんも自分の人生を振り返った時に『あの時ああしていたら…こうしていたら…』と思う時があるかと思いますが、そんな辛い時を乗り越えてきた自分にご褒美をあげたいなと思う元気の出る歌です」と歌手生活40年目の新時代「令和」初の新曲「男の足跡」(作詞:坂口照幸/作曲:宮下健治/編曲:南郷達也)で歌い締めた。

また、今回は大入感謝デーとしてご来場の皆様へのプレゼント抽選会(商品提供:JOYSOUND・テイチクエンタテインメント・徳間ジャパンコミュニケーションズ)も行われた。

次回のライブvol.179は8月8日(木)13:00開演で同じ神戸・新開地のKAVCホールを会場に、井上由美子(キングレコード)、パク・ジュニョン(キングレコード)、津吹みゆ(日本クラウン)が出演する。 

お問い合わせ先は小玉企画 TEL.06-6365-5230まで。

*詳細はこちら⇒