物語の始まりを予感させるようなイントロが印象的なのが、おおい大輔(テイチクエンタテインメント)の新曲「春な女(ヤツ)」(作詞:水木れいじ/作曲:中村泰士/編曲:かせだあきひろ)。
「中村先生とは5年くらい前から何やかやとお世話になってまして~、いまでは知らん間に“僕のお父ちゃん”みたいな存在ですわ」と話すおおい。歴史的にも由緒のある大阪の南河内に生まれ育ち、師匠の天童よしみさんの付き人を14年間務めた後、平成11年にデビュー。いまでも大阪を拠点に活動するその飾らない男気溢れる人柄に惹かれるファンも多い。

新曲については、「天童さんの付き人時代からお付き合いさせて頂いてます水木先生と中村先生による作品はおそらく初めてじゃないかと思うんですが…」との前置きの後、「僕の歌をいつも一番身近に聞いてくれてはる中村先生に作ってもらったんです。言葉にメロディーを見事にあてはめてくれはって、アレンジと曲のタイトルのギャップが絶妙にマッチしてるところも歌ってて気持ちがいいんですわ」と、自然体の“大阪弁”で話す。


20周年記念シングル「春な女(ヤツ)」

歌手にとって自身の心にハマる楽曲に出会った時の喜びはこの上ないことだろうと察する方は多いと思うが、今回の新曲では創作段階からデモ音源、最終的にオーケストラとボーカルを合わせて作品を仕上げるトラックダウンまでのすべての工程に自ら立ち会ったほどの熱の入れようだ。
「歌詞、メロディー、アレンジに関してその度ごとに僕の意見を取り入れてもらった“オーダーメイド”の作品になったんですっごく愛着があるんです」。タイトルに関しても、「季節の春の意味じゃなくて、春のような温かみのある女性をイメージして歌ってるんです。こんな女性がおったらええなぁ~とか思いながらね」。そんな気持ちの裏付けにあるのは、「歌謡曲の王道を築いてこられた中村先生は僕の“ええ声”の出る高音部を解って頂ける唯一のロイヤル・スペシャルオーナー的な存在」だから。
「歌詞だけ見たらマイナー調かなとか思われるんですけど、タイトルに含まれているように未来に向かって進む歌なんです。ビブラート部に僕の個性を生かしてもらったり、特に♪おまえひとりの~のところなんかは(心に)ピッタリくるんです」。


「おおい大輔“まあええかLIVE”」

今年迎えた“おかげさまでデビュー20周年!”。「20周年…といっても“ここから行こか!”みたいな気分ですね。いつも前しかみてないんです」。10月29日(火)にZeppなんば大阪で開催する毎年恒例のライブ「20年もつづいてるっちゅうねん!おおい大輔”まあええかLIVE“」についても、「デビュー15年目の頃からZeppなんばさんでやらせてもらって今回が6回目です。天童さんも毎回スケジュールが合えば来て下さいますし、中村先生は3回目くらいから『スケジュールが空いてたら行くわ』とか言うてず~っと来てくれはるんです。毎回コソッと観に来てくれはるんで僕も毎回先生のお席を見つけては手ぇ振ってます!」。
ぶっきらぼうでも温かみのある言葉には“おおい流”の最大の感謝の念が込められていた。

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*産経WEST|不定期連載「まあええか人生」では「おおい大輔の脱力ゆるゆるコラム」が不定期連載中!