「今回もカラオケファンの心をしっかりと掴んだ」―イントロを聴いてそう感じたのがテイチクエンタテインメントの服部浩子の新曲「風花港」(作詞:石原信一/作曲:徳久広司/編曲:前田俊明)だ。
1990年に「御神火月夜」(東芝EMI)でデビュー。早いもので今年デビュー30周年。新曲は30周年記念曲という冠が付いたまさに30年にふさわしい傑作であり服部の真骨頂ともいえる王道演歌に仕上がった。
「10周年の時は感じませんでしたが、30周年を迎えた今にしてみればとっても長かった、そんな印象ですね。振り返ってみるとカラオケファンの皆様に支えられてきた30年だったとの思いがあり、とっても感謝です」と30周年をそう回想する。

30周年記念曲は本人、スタッフとも服部の代表作でもある「海峡わかれ町」をイメージした王道演歌でいこう、そんな暗黙の了解があったようだ。
「今のディレクターにはもう15年以上担当してもらっているので服部浩子像のようなものがあったのだと思います。発売にあたっては徳久先生の事務所でディスカッションしながら進めていきましたが、徳久先生にギターを弾いて頂いた時はじ~んときました。この作品自体に30周年を迎えたんだ、そんな重みを感じましたし、同時に色んな思いがひたすら走って来たのを感じました」。服部はこの間、私生活では結婚、出産、離婚を経験した。

今回は30周年記念盤でもありカップリングに「紅筆哀歌」「霧幻峡」の2作を収録。1枚のCDに3曲を同時収録したのは今回が初めての経験らしい。発売後は恒例の全国キャンペーンに加え、30周年目にして初の「服部浩子ディナーショー」を開催する。