ファン・カヒ:新曲「泣かせてトーキョー/大阪レイン」発表会にて―
オープニングに真っ白いドレスで登場したカヒは新曲「泣かせてトーキョー」、デビュー曲「jealousy(ジェラシー)」を披露。新曲発表会は今回で2回目。やや緊張しながらのステージにも、「今日はお忙しい中来てくださって本当にありがとうございます!先日の11月23日で日本デビューしてちょうど2周年になります」と、たどたどしいながらも心を込めた日本語でしっかりと挨拶!
韓国・釜山生まれのソウル育ち。幼い頃から家族の影響で韓国民謡に親しみ、2011年には韓国でファーストアルバム「タンシナ(あなた)」をリリース。その活動中に訪れた日本で出会った“演歌”に感銘を受け歌手になることを決意。2012年に日本に移り住んで演歌を学び、作曲家・西つよし氏のプロデュースで2016年11月「jealousy」でデビューした。
ステージではデビュー曲のカップリング「I love youを聞かせて」、カラオケファンの間でも人気楽曲となっている前作「真昼の白い月」を歌い、韓国メドレーへと続いた。デビュー以来3作を手掛けている西氏は、「カヒの声と歌い方、ビジュアルのすべてを含めて作らせて頂いた。(歌謡界で)空いているジャンルの隙間を埋めるべく頑張ってほしい」と激励。同席した作詞家の内藤綾子氏も、「カヒさんは他の歌手にはない独特の世界観を持っている」とカヒの魅力について話した。
続いてギターの弾き語りコーナーでは、前作のカップリング「キスより優しく」を歌うにあたり西氏から、「大切な人を想いながら窓に腰掛けて星を見るようなイメージで歌うといいよ」とアドバイスを受け熱唱するシーンも―。この後、作曲活動の傍ら“ロック演歌ライブ”等を展開している西氏がオリジナルナンバーから「月明り〜いつかはきっと〜」、「さよならなんて」、「詫びるように…ブルース」などを披露。
ようやく大阪での地盤を築きつつあるカヒの満を持しての新曲リリースに今後の期待を込めたファンの声援を浴びながら、ラストは新曲「泣かせてトーキョー」「大阪レイン」を歌い、「日本の中心・東京と関西の大阪を舞台にした歌なので一生懸命ガンバリマス!」と話し幕を閉じた。