ロマン歌謡・やすらぎ演歌を標榜するソフトな歌唱を醸し出した新曲「哀愁のリラ」(作詞:石原信一/作曲:弦 哲也/編曲:南郷達也)を発売したキングレコードの岩出和也。
「出だしからぐぅ~と上がるところがこの作品のウリなんです。最初は難しいイメージがありましたが、実際歌ってみると実に心地いい作品です。生で聞いたスタッフが低いより高い方がインパクトがあっていいと…。弦先生も同感して下さいました」開口一番新曲についてそう語る岩出。全体的にはこれまでの作品を踏襲する岩出ならでは歌謡曲路線だ。

前々作の「東京陽炎」では憧れだったというヒットメーカー・杉本眞人作品にも挑戦し、新たなファンも掴んだが、「演歌ファンの方にはカラオケで挑戦したい、そんな意識はそれほどなかったのでは…」。つまり歌謡曲志向が強すぎた、岩出にはそんな思いがあったらしい。
ならば新境地を開拓するという意味も含め演歌色を強めた作品もいいのでは、と水を向けると「ファンの方々が作品を聴いて斬新であれば賛同してくれると思います」。

ここ数年の歌謡曲市場は「カラオケでどれだけ歌われるか」が人気を左右する分岐点といっても過言ではない。岩出自身にもそんな意識が想像以上にある。「お蔭様でここ数年の作品はカラオケ雑誌のカラオケランキングに僕の作品が上位にランクインしています。歌って楽しめるのが第一条件ですね」とカラオケの存在感を強調する岩出。そのためかカラオケのランキングはいつも気になるらしい。そんな岩出もこのところ演歌・歌謡曲ファンに人気のBS放送の歌(演歌)番組に出演する機会が増えてきた。
「おまえに雨宿り」でデビューしその年の日本有線大賞、日本レコード大賞で新人賞を受賞するなど幸先いいスタートを切った。今年、早いものでデビュー21年目を迎えているが、岩出和也の存在感をアピールするにはやはり代表作がほしい。

12月16日には地元大阪のスターゲイトホテル関西エアポート(泉佐野市)で「Christmas 2018 Dinner Show」を行う。また、10月にはアルバム「岩出和也全曲集2019」(全16曲入)発売された。