坂本冬美が11月2日から(25日まで)大阪・新歌舞伎座で座長公演をスタートした。
初日終演後に友情出演の泉ピン子(写真:左)との取材で「千秋楽を迎えるような気持ちであっという間に終わりましたがものすごい重圧感がありました」と感想を緊張気味にそう語った坂本。同劇場での座長公演は実に4年ぶり。芝居「恋桜-いま花明り-」と歌「オンステージ2018艶歌の桜道」の2部構成で、1部の芝居では売れに売れている芸者・梅竜に扮し、売れない芸者・泉ピン子と姉妹のように、また時には恋敵として火花を散らす、そんなストーリー。2部のオンステージでは新曲で故郷(和歌山)への感謝を込めたコンセプトシングル「ふるさとの空へ」(4曲入り)をメインに披露する。
「2週間たっぷりお稽古をしましたが、セリフを復習する時間もなくドキドキしながらの毎日でした」と公演までの時間をそう回想した坂本。初日を無事終えたという安堵感もあったが、言葉の節々には相当なプレッシャーもある、そんな印象。

また、坂本とは長い付き合いだという友情出演の泉は「舞台はほんとうに久しぶりでした。冬美ちゃんとはとっても仲がいいし今回の舞台は冬美ちゃんが背中を押してくれました」と坂本との仲、舞台に賭ける意気込み等々について一気にまくし立てた。

真価の問われるオンステージではデビュー作であり出世作でもある「あばれ太鼓」や「夜桜お七」などのオリジナルのほか、「空港」「君こそ我が命」などのカバーも披露する。最新曲「ふるさとの空」のメイン曲「熊野路へ」は吉幾三が自ら和歌山・熊野路を訪ね書き下ろした。
「やっぱり故郷は特別な思いがありますね。しっかり歌っていきたいです」とルーツでもある故郷に感謝の念を持ちながら歌っていきたいと語った。

また、特別な思いがある「岸壁の母」も披露する。初日のステージには師と仰ぎ「岸壁の母」のオリジナル歌手でもある二葉百合子も駆け付けた。二葉には「上手く聞かそうとせず心を届けてほしい」―そんなアドバイスをもらったという。「岸壁の母」には泉ピン子がナレーションで参加するのも興味深い。2部のステージには同じ事務所の後輩でもある森山愛子が出演している。

なお、12月5日には坂本の師匠でもある作曲家の故・猪俣公章生誕80周年記念として演歌の名曲をカバーするENKAシリーズ第三弾「ENKAⅢ~偲歌~」を発売する。猪俣公章作品から10曲を収録した内容。

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