「ちょっぴり大人になったなぁ…」―戸川よし乃改め中村仁美(日本クラウン)の新曲「冬紅葉」(作詞:原 文彦/作曲:弦 哲也/編曲:伊戸のりお)を聞いた感想だ。戸川時代は地味ながら元気印を武器に全国をキャンペーンで一人旅。その頑張りは業界人なら誰もが認めるところだ。このほど縁があり三山ひろしが所属する事務所に入り新たなスタートを切った。
「イメージも事務所も変わり心機一転です」。開口一番そう切り出した中村。言葉の節々にこれまでにない充実感が漂う。同時に衣装、メイク等々どれをとっても明らかにその変身ぶりが手に取るように分かる。新曲もこれまでの歌謡曲志向から演歌色をさらに強めた王道演歌に仕上げるなど新境地を切り開いた。中村にとっては文字通り再出発という位置づけだ。

新曲については「これまでは情熱を出す作品が多かったが今回は情熱でも秘めた情熱がテーマでけっこう衝撃的な作品に仕上がりました。主人公は何歳くらいなんですか?、そんな事を先生に尋ねたこともありました。ただ、詞のイメージから歌いながら情景がしっかりと浮かんできますので歌いやすい作品でもあります」
再出発に当たっては事務所の代表でもあり歌手として大先輩の松前ひろ子に色んな角度から指導を受けた。ステージでの挨拶、言葉遣い等々。「冷静に物事が見えるようになりましたし公私とも充実した毎日です。とっても嬉しい限りです。事務所の方々も素敵な方ばかりで家族の一員になったみたいです」と満面の笑み。さらに「心が落ち着いて行動できるようになりました」。その言葉に中村の今の全てが集約されている。改名については再出発という意味合いもあるが、「字画が24角でとってもいいらしいです。不安は全くないです。本名なんですが(特に)仁美という名前がすごく好きなんです」。

歌世界は本人の実力は勿論必要だが、しっかりした事務所も活動する上で不可欠だ。いま勢いのある事務所だけにこれからの展開が注目される。そんな中村にこれからの目標を聞いた。
「人の心に何か残せるような歌を届けたいですね。戸川イコール中村に早くなれるようしっかりと発信していきたいです」。
戸川よし乃時代は茶目っ気がウリでその破天荒な所が魅力だった。久々に会った中村は妙に落ち着いた優等生に変身していた。それはそれでいいが、以前の茶目っ気な一面がなくなるのはちょぴり淋しいネ。

*2018年10月~レギュラー番組:テレビ埼玉「若山かずさと中村仁美の歌謡音楽館」放送中
(テレビ埼玉=毎週木曜5:30-6:00/群馬テレビ=毎週火曜9:00-9:30/再放送=毎週水曜16:00~16:30)

*新曲「冬紅葉」の発売記念カラオケコンテストを2回(11/17&12/15応募締切)に分けて開催中!
 詳細は新曲CD商品等に封入の歌詞カードをご覧ください。