病気で歌手活動を休止したこともあり決して順風満帆ではなかったキングレコードの青木美保が、今年歌手生活35周年を迎え張り切っている。35周年記念コンサート(9月4日東京・渋谷区文化総合センター大和田さくらホール)も盛況のうち終えた。また35周年記念盤として発売した新曲「乙姫川」(作詞・麻こよみ/作曲・岡千秋/編曲・伊戸のりお)も好ダッシュを見せるなど大きな節目となる35周年をいい形で迎えている。その青木に大阪で35周年について、また新曲について聞いた。

「35周年はすごい数字ですが、病気でリタイヤした時期もあったので正直いって気持ち的には今が一番充実しているし元気です」と微笑む姿に充実感が漂っていた。35周年コンサートの成功に加え、新曲の評判がいいという背景もあるだろうが、それ以上に青木には病気を克服し今なお歌謡界の第一線に立っている、という自負があると想像する。
全国からファンが集結した35周年記念コンサートの会場は満席。青木の一挙手一投足に熱い声援が飛んだ。7人編成の生バンドを従え約25曲を熱唱した。
「30周年の時はただただ一生懸命だったんですが、今回はいい意味で余裕があったし、純粋に楽しめました。お客様にもそんな所が十分伝わったかと思います」とその笑顔に成功という大きな文字が揺れた。自ら構成したコンサートの目玉となったのは、35周年にちなみ昭和のいい時代の話題作品35曲をメドレーで歌ったほか、ギター、バイオリン、ピアノの弾き語りバージョンを入れた。

一方、35周年記念盤と位置付けた新曲「乙姫川」は前2作同様、カラオケでしっかり歌ってもらえるような作品を意識して制作した。タイトルの「乙姫川」は青木の出身地でもある熊本に実在する川。
「この作品が決まってから熊本に帰省して母と一緒にその川を探しに出かけました。小さい川ですですがとっても上品な川でした。詞の中に出てくる『假屋橋』という橋は実際にあるんですよ。この作品を頂いた時、充実感のあった時代を思い出してくれたような思いがありました」と話すように、作品的にはカラオケファンにはもってこいの作品と見たし「ほっとする作品」かな?とは記者が聴いた印象である。これからどう作品をアピールするか、ベテランの技を見せてほしいネ。

なお、新曲のカラオケ大会「~青木美保『乙姫川』カラオケ大会~」が開催される。

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