今年、歌手生活35周年を迎え、7月11日に抒情演歌をイメージした初の“艶歌”第1弾「伊豆しぐれ」(作詞:下地亜記子/作曲:弦 哲也/編曲:南郷達也)を発売した北川裕二(キングレコード)。
通算20枚目の新曲は、静岡・伊豆半島の天城、湯ヶ島、河津、修善寺、下田、松崎、と傷心の女性が想いを馳せる男性を追って旅に出るという遣る瀬無くも抒情漂う作品だ。
「今年の35周年を機に“抒情演歌”路線でスタートさせたいと思っています。新曲の世界観は主人公の目線ではなく、第三者の視点から見た少しクールな男性の気持ちを演じたい」と話す。

福島県郡山市出身。ヒットメーカーの弦 哲也氏の2番弟子として1984年「雨の停車場」でデビューして以来、キングレコード一筋に歌手活動をこなし地道に独自の道を歩んできた。
ブレイクは約5年前、今の担当ディレクターに巡り合い、デビュー30周年記念曲「女のみれん」から始まった。以降、毎年1作ずつリリースした「恋雨みれん」「泣いて大阪」では同じヒットメーカー(作詞:下地亜記子/作曲:弦 哲也/編曲:南郷達也)による一連の“大衆演歌”路線を築き、新たな北川の魅力をまたひとつ引き出す結果となった。

今回の新曲も一昨年に惜しまれつつも他界したヒットメーカーの下地亜記子氏が手掛けた作品だが、北川自身「とてもお世話になりました偉大な下地先生の作品はまだまだ沢山遺っておられるとお聞きしました」と話すほど、作品を託された歌の表現者にとっては琴線に響く詞の世界観なのだろう―。

「“大衆演歌”路線の楽曲に関してはとても気持ちよく歌わせて頂いていた感はあります。新曲については正直、最初は僕に“艶歌”は合わないんじゃないか?と思っていた面もあったんですが、今のディレクターの『これでいこう!』のひと言で決まったんです。でも、徐々に歌い込んでいくうちに、こういうパターンもありかも?と自分でも自信をもって歌えるようになりました」。

この35年間、老舗のキングレコードに長く在籍できた一因としては?の問いに、「今思えば相性が一番合ったのでしようか…。いつも弦先生とファンの皆様に支えられているんだ、という思いは常に忘れません。僕自身“歌は元気の源”と思っていますし、先の東日本大震災の時には地元・福島や宮城にも歌の慰問にお伺いしたんですが、被災地の皆様から逆にパワーを頂いて“歌力”の凄さを身をもって感じました。今日まで歌手という職業を続けてこられたことを幸せに思っています」と話した。

そんな思いが集積したデビュー35周年記念ディナーショー全国ツアーは、恩師で作曲家の弦 哲也氏の出身地でもある千葉・銚子(7月22日)を皮切りに、大阪(9月9日)、福島(11月1日)、2019年の札幌、東京公演を予定しているが、今回は生バンドによるソロ・ステージも見所のひとつ。中でも初の大阪公演への意気込みは相当で、200名を超す人気となりチケットも発売早々に完売した。
「大阪公演については最初少し不安もありましたが、ようやくスタッフを含めた体制が整いましたので開催することができました。当日は楽しくやらせて頂きますよ!」と万全な体調管理で臨むという。

また、「お客様と接する距離感がたまらなく好き!」というきめ細やかな全国キャンペーンはこれからもこなし続けたいと語った。

*2018年9月19日 NHK「きらめき歌謡ライブ」公開番組放送予定(ラジオ第1 毎水曜20:05-)
*2018年10月14日(日)NHK「日曜バラエティ」放送予定ラジオ第1 毎週日曜13:05-)

*ラジオレギュラー番組「演歌一本道」
FMきたかた(毎週土曜22:00-)/FM会津(毎週水曜18:30-)