こよなく愛する昭和歌謡を切々と歌い綴る「西田あい歌謡コレクションVOL.7~お久しぶりね、大阪の女~」と銘打ったワンマンライブを行った日本クラウンの西田あい。先日、大阪・心斎橋のライブハウス「Music Club JANUS」で行われたライブは、気遣いのあるトークと聞き手に安堵感さえ感じさせる度胸満点のステージとなった。

このライブの前半はタイトル通り大阪もの楽曲をテーマに、赤いドレスに身を包みスポットライトを浴びながら「お久しぶりね」でオープニング。「ちょっと緊張していますが今日は懐かしの昭和の名曲を私なりに歌ってみたいので皆さん楽に聴いて下さいね」とコメント。前日にはNHKの「うたコン」に生出演し、車で大阪に移動したという強行スケジュールだった。疲れも感じさせずトークを挟んで「大阪暮色」「雨の御堂筋」やオリジナル曲「雨おんな」のほか、恩師で作曲家の平尾昌晃作品「二人でお酒を」や、「大阪の女」などを披露。また、コーラスが5番まである故郷・鹿児島の魅力満載のオリジナル「薩摩めぐり」では客席をラウンドし、ファンとのスキンシップを図った。


昭和から平成の歌謡曲ナンバーで綴る後半は、シックな黒いドレスで「夢で逢えたら」「恋に落ちて~fall in love~」「ラブイズオーバー」「飾りじゃないのよ涙は」「化粧」「時の過ぎゆくままに」などのほか、2016年に発売したオリジナル曲「最後の貢」を披露。アンコールでは再度衣装を変え8月8日に発売する新曲「愛が足りなくて」(作詞:岡田冨美子/作・編曲:林 哲司)を「まだレコーディング前なんだけど…」と少し緊張しながらもしっかりと歌うなどひと足早く披露した。新曲は芯の強い女性を歌った哀愁漂う歌謡バラードで、まさに西田の真骨頂ともいえる歌謡曲だ。そして最後はライブ用オリジナルエンディング曲「また逢いましょう」で締めくくった。「最近は昭和の名曲をいろんなジャンルの意外な人達がアレンジを変えて歌っていることが多いですね。私もこれから昭和歌謡をトコトン極めていきたいです。今日は終わったら大好きな焼酎と粉モンを食べま~す!」と笑顔で締めくくった。

10年前に鹿児島県姶良市(姶良ふるさと大使)から上京し、2010年に「ゆれて遠花火」でデビューした西田。子供の頃は中島みゆき作品ばかりを好んで聞いていたそうだが、恩師の故平尾昌晃氏から「聞いてごらん」と勧められた「飾りじゃないのよ涙は」や「プレイバックPart2」などの歌謡曲に出会い「なんてソウルフルでカッコいいんだろう!まるで主人公のように歌の世界に入れる!」と衝撃を受けたのが昭和歌謡を大好きになったきっかけだった。そして、5年前にこのライブのVOL.1を同じホールで開催したこともあり、2回目の今回はサブタイトルを“お久しぶりね、大阪の女”と名付けた。「最初の頃はとても不安でしたが、今ではどうしたら皆様に楽しんで頂けるんだろう…と毎回スタッフと二人三脚で手作り感を出しながら考えています」と話す。そんな「西田あい歌謡コレクション」は、昭和歌謡をこよなく愛する西田が時代を彩った往年のヒット曲から知られざる名曲など『今、歌い継ぎたい名曲』を勝手にカバーするというワンマンライブとして毎回内容を変えて繰り広げており、歌謡曲ファンにとっては見逃せないイベントとして定着している。なお、次回は10月21日(日)に大阪・京橋の「BERONICA」で開催される。

≪主なスケジュール≫
*7月14日(土)宝山ホール(鹿児島県文化センター):「西田あい ふるさとコンサート」開催
*スケジュール詳細はこちらをご覧ください⇒http://www.crownrecord.co.jp/artist/nishida/schedule.html