今年も恒例のコンサートツアーを「大好きな街」という兵庫・神戸新聞松方ホールで(5月19日に)スタートさせたテイチクエンタテインメントの松原健之。満席の会場を埋めたファンを前にアンコールを含む20数曲を持ち前のクリスタルボイスとコミカルな芝居で魅了した。


初日ということもあり若干のハプニングがあったものの、BGMとともに緞帳が上がりスポットライトを浴びながら登場した松原。オープニングは白いスーツ姿で歌う「ときめきはバラード」―。「大好きな神戸で、そして大好きな神戸の皆様の前でツアーの初日を迎えることができとっても嬉しいです。普段は完璧な人間ですが、おっちょこちょいな所もあるんですよ(笑)」。そんなトークで会場の雰囲気を和らげながら始まったステージの前半はオリジナル曲と芝居で綴られた。

「今年でデビュー13年になりますが、自分の中心にはいつも故郷(静岡県袋井市)があります」と故郷の話に因んでオリジナル「ふるさとの空遠く」へと続く。松原健之の歌手名が詩人・評論家・作家の松永吾一氏の“松”、作家・五木寛之氏の“之”から命名されたこともあり、「松永先生の没後10年の命日でもある今年の3月3日には福岡県大木町で行われた文学詩碑除幕式に寄せて頂いたんですが、これからも松永先生の詩の世界を歌い継いでいきたいと思っています」と話し、噂?の芝居コーナーへ。松原演じる主人公は何処か昨年の熱演を思い出させるようなコミカルなシーンがウケていたが、劇中では「別れの一本杉」など昭和の名曲の数々でも楽しませた。


色彩豊かなスパンコールの衣装で登場した第2部のオープニングは新御三家として活躍した西城秀樹、野口五郎、郷ひろみのナンバーから「お嫁サンバ~私鉄沿線~ヤングマン」を熱唱。中でも先頃63歳という若さで死去した西城秀樹の代表作「ヤングマン」ではスタンドマイクを仕立て、観客と共に華やかりし新御三家当時の活躍ぶりを回想するかのように♪Y・M・C・Aの振付けでも盛り上がった。

この後、「今日は思い切って奇抜な衣装を用意しました」と真っ赤なスーツに身を包みカバー曲「かもめの街」のほか、5月16日に発売した新曲「花咲線~いま君に会いたい~(アンコール盤)」(作詞:石原信一/作曲:幸 耕平/編曲:矢野立美)、道東を舞台にした同カップリング曲「いとしき知床」、デビュー曲「金沢望郷歌」などを披露し、アンコールでは客席をラウンドしながら会場一杯に埋めたファンとのスキンシップでも喜ばせた。


CD:「花咲線 ~いま君に会いたい~(アンコール盤)」

毎年、兵庫、静岡、東京、北海道と続く恒例のツアーコンサート。
「今日は全国から沢山の方々に来て頂きありがとうございました。紅白に出て皆様に恩返しが出来るよう頑張ります」と挨拶すると、地元はもちろん埼玉、東京、九州など遠方から駆け付けた熱狂的なファンからの熱い歓声と拍手が渦巻いた。

7月18日には「昨年の7月21日に惜しくも他界された恩師で恩人の平尾昌晃先生の1周忌に先生の名曲をカバーしたアルバム『松原健之が歌う 平尾昌晃永遠の名曲選集(仮)』を発売します」と報告した。

≪主なスケジュール≫
*松原健之コンサートツアー2018 
<東京> 2018年6月30日(土) 東京・浅草公会堂
<札幌> 2018年7月5日(木) 北海道札幌市・わくわくホリデーホール
  

*2018年6月16日(土) 八ヶ岳高原音楽堂(長野県・南牧村)にて「八ヶ岳高原サロンコンサート 塩入俊哉 featuring 松原健之 ~第4章 初夏の八ヶ岳に響くこころの歌~」

*2018年8月12日(日)12:15~13:00:「NHKのど自慢」<NHK総合・ラジオ第1・国際放送>(生放送)放送予定


*2018年8月19日(日)「松原健之サマーランチショー2018」