3月7日に日本クラウンから「ふたりの始発駅」(作詞:万城たかし/作曲:宮下健冶/編曲:伊戸のりお)でデビューした現役の大学生、一条貫太がデビュー早々に来阪、意欲的なキャンペーンを行った。デヒュー前に東京、名古屋、大阪、福岡の主要都市でメディアなどに向けたお披露目会を行うなど、文字通り期待の大型新人としてスタートを切った。

父はベースを、母はピアノを趣味にする音楽一家という環境の元に育った一条だが、小さい頃から何故か演歌や歌謡曲を歌い、そして聞いていたという。そんな一条が小学6年生の時に通っていた小学校の体育館を貸し切って開催したイベントで歌を披露、自信を付け歌手を志すようになったらしい。以来、演歌・歌謡曲一辺倒の毎日だったが、それも古い昭和の名曲を好んでいた。

今年4月から大学4回生になる。昭和の懐かしさを感じるその風貌と親しみやすいキャラクターから平成生まれの「昭和なボイス」がキャッチコピーで、コスチュームも自ら「昭和の匂いを残したい…」とジーンズの上下に決めた。
デビュー曲「ふたりの始発駅」は彼の持ち味であり大きな武器でもある伸びのある高音を生かした本格派で若さと力でグイグイ押していくパワーは注目に値する。一条自身も「高音を生かした歌が好きだし、自分の売りでもある」ときっぱり。
「ディレクターからは多少粗くてもいい、若さを出しなさいと言われた。ただこれから歌にどう味付けをしていくかが課題だと思うしこれから技やテクニックを磨きたいし勉強していきたい」と将来に向けた抱負を語る。デビュー曲を歌う時は感動したという高倉健主演の映画「駅」の情景を浮かべながら歌うらしい。

デビュー曲「ふたりの始発駅」、カップリング曲「潮風列車」とも鉄道がテーマ。
「そうなんです。歌手になる前は電車も好きで電車の運転手になりたい、そんな夢を持った時期もありましたね。これからは大きな目標というよりこの1年でしっかりと名前を知ってもらい、同時に歌も聞いてもらって認知してもらえるよう頑張りたい、それが当面の目標です」

演歌界はこのところ生きのいい若手の台頭が目覚ましい。彼もそんな1人だ。若手が切磋琢磨しながら将来の演歌界を引っ張って行けば道は開ける、そう信じたい。