一年間みっちりとレッスンを積み3月7日に日本クラウンから満を持して「ふたりの始発駅」(作詞:万城たかし/作曲:宮下健治/編曲:伊戸のりお)でデヒューする期待の大型新人、一条貫太のデビューコンベンションがこのほど大阪市内で開催された。デビューまではカラオケ大会などで力を付ける一方、デビューのきっかけをつかんだテレビの歌番組「全日本歌唱力選手権 歌唱王」では唯一演歌で出演、その存在感をアピールしたが歌に目覚めたのは小学生の頃だったという。

まだ現役の大学生(3回生)で、しばらくは歌と学業の二足の草鞋を履きながらの活動になるが「単位は取ってるので今年1年は歌手業にしっかりと専念したい」ときっぱり。デビュー曲は北の小さな町で恋が芽生え旅に出るという設定。コスチュームは若さを前面に、そんな意識があるのだろうジーンズの上下。「平成生まれの昭和なボイス」がキッチフレーズだ。北島三郎や五木ひろしのモノマネが得意というか自身の売りでもあったという。そんなモノマネが演歌との出会いだった。

当日はデビュー曲のほか、井沢八郎の「男傘」や鳥羽一郎の「石ころの唄」を歌ったほか、ギターの弾き語りでは藤山一郎の「影を慕いて」といった昭和の名曲を熱唱した一条。どうやら昭和時代の名曲が好きらしいし得意でもあるようだ。正統派演歌がその大勢を占めた昭和の良き時代にタイムスリップするような作品を歌い、そして残せるか期待したい逸材。粗削りでもいいもっと若さを前面に出した歌作りも不可欠のように思う。

発売元の日本クラウンでは「ビジュアルが昭和の匂いがする親しみやすい所が彼の魅力。正統派演歌として自信を持って送り出す新人。今年の新人賞が獲れるよう頑張っていきたい」(日本クラウン制作宣伝本部CWプロモーション部・徳永孝守部長)と全社を挙げてのスター化を目指す。