「この35年は決して短くはなかったけど今が一番幸せ。一生に一回しかないこの時を精一杯生きたい。皆様には心から感謝です」
1月3日から大阪・新歌舞伎座で「デビュー35周年記念 神野美伽 新春特別公演」(25日まで30公演)を上演しているキングレコードの神野美伽。今回も芝居「おおきにな~浪花のゆうれい女房~」と「神野美伽オンステージ~感動!天下無双の神野節!~」の2部構成で、芝居では大阪の下町で鰻頭屋を営む夫婦とその家族の情愛を描いた喜劇。また、オンステージでは元旦に発売されたばかりの35周年記念シングル「千年の恋歌」(作詞:荒木とよひさ/作曲:弦 哲也/編曲:蔦 将包)をはじめ、美空ひばりナンバーや江利チエミの名曲からオリジナルやカバー作品など約20曲を熱唱。初日終演後、囲み取材に応じた神野。「初日からエンジン全開ですが最終日まで走りまっせぇ~っ!」と元気いっぱいの満面の笑みで意気込みを語った。

第一部の芝居では夫役の喜三郎(太川陽介)を相手に次々と待ち受ける困難から愛する家族を助け出そうと1人奮闘するお春役を演じている。一方のオンステージでは床全体に傾斜を付けた「八百屋舞台」にしたが、これには「2階、3階席のお客様にも床に染まる照明の美しさを楽しんでもらいたい」という神野の気遣いが込められている。


オンステージのオープニングは記念シングルと同時発売のアルバム「夢のカタチ」の中から世界的なヴォーカリストとして知られるジャニス・シーゲル(マンハッタン・トランスファー)や大江千里と共にレコーディングしたジャズテイストの美空ひばりナンバー「りんご追分」や「真っ赤な太陽」と続いた。2曲を歌い終わった後、「昨年夏にニュー・ヨークでレコーディングしたアルバムではアレンジをかなり変えて美空ひばりさんと同世代の江利チエミさんの名曲にも初挑戦しました」と話し、渾身のアルバム作りについての熱い思いを語った。

引き続き神野にとっては出世作となった「男船」から「命の恋」「恋唄流し」「桜みち」などオリジナル曲を披露。「(オリジナル歌手の)吉幾三さんより多く歌っているかも…?」と「酔歌(ソーラン節入り)」、江利チエミの「テネシーワルツ」、「奴さん」などを披露。後半は神野の真骨頂ともいえる威勢のいい「王将一代小春しぐれ(浪曲歌謡編)」「座頭市子守歌」「無法松の一生~度胸千両入り」を熱唱し、浪花ものオリジナル「あんたの大阪」、ラストは「歌は我が命」で締めくくった。

万葉集からインスパイアされたという新曲「千年の恋歌」はアルバムからのシングルカット。インパクトのある詞(コトバ)で綴る作品に神野は「逢うべき時に出会った作品です。これまでで一番いい詞を頂いたとも思います」と前置きし、「ほんとうにいい作品です。シングルでは初めてのワルツ作品です。いい歌手になったと言われるよう頑張りたい」と結んだ。
 
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同時発売のアルバム「夢のカタチ」(全11曲収録)にはデビューから今日までの神野の活動に影響を与えてもらった音楽仲間と作った作品が収められており、恩師の市川昭介氏が手掛けた先輩・都はるみのカバー曲も多数収録。セルフライナーノーツには、“日本の演歌は世界に通じる”との思いで2014年に始めたニュー・ヨークでのライブが縁で新たな刺激を受けた各アーティストとの逸話も盛り込まれており、同アルバムのナンバーはアップルミュージックから世界120ヵ国で配信されている。


35周年記念シングル「千年の恋歌」
 

アルバム「夢のカタチ」
 
なお、35周年記念シングル「千年の恋歌」&アルバム「夢のカタチ」の2商品購入応募者への連動特典として抽選で、4月12日名古屋・フォレストホール、5月18日東京・中野サンプラザ、10月15日大阪・NHKホールで行われる35thコンサートツアーへの招待&オリジナルグッズプレゼントの実施が予定されている(詳細はCD商品内に封入)。