徳間ジャパンコミュニケーションズの若手として頭角を現しているこおり健太と工藤あやのが11月28日、大阪・阿倍野区のライブハウス「ROCKTOWN」でジョイントライブ「絶唱ライブOSAKA<こおり健太×工藤あやの>」(主催:絶唱ライブOSAKA実行委員会/協力:徳間ジャパンコミュニケーションズ・ミヤコ瓢箪山店・エンターテインメントポータルサイト hayariuta.jp/企画制作:小玉企画)を開催した。

「既存のライブとは一線を画したものにしたい」―そんな意図で昨年の11月にパートⅠ(こおり健太×チョン・テフ)がスタートし、今回が2回目。こおりはパートⅠの開催に続いての登場で好調な新曲「風花」などを披露、地元大阪のラジオ番組のレギュラーにも抜擢されブランドが着実に浸透している工藤あやのと共に東北出身とあってか歌はもちろん、お喋りでも息の合ったステージを見せた。

まずは名刺代わりの一曲として工藤が「故郷さん、あいたいよ」を、こおりは前作の「雨の舟宿」でオープニング。「二人には共通点がありますねぇー」と揃ってのトーク。「同じレコード会社で同社の若手、しかも美男美女ですしねぇ~」と笑いを誘い、「今日は出身地が東北(こおり=宮城県、工藤=山形県)だけに共通点のイモっぽい?二人でお届けします」 とそれぞれの故郷自慢をお国訛りの言葉でPR。

挨拶に続くステージはデビュー4年目の工藤から―。「“山形のひだまり娘”工藤あやのです!最後まで楽しんで下さい」とデビューの経緯などを盛り込みながらデビュー曲「さくらんぼ 恋しんぼ」「花咲く丘」のオリジナル曲のほか、カバー曲として山口百恵の「愛染橋」、そして大阪の歌の代表作でもある「雨の御堂筋」を披露。歌の合間にはラジオ大阪の「ほんまもん!原田年晴です」(12:00-15:00生放送)の水曜日のアシスタントを務めていることや、先日大阪・貝塚の水間観音で「恋ごよみ~特別盤~」発売記念のヒット祈願を行ったことなどを話した。

 
続いて、こおりが前々作の「山吹の花」を歌い、「今日で2回目の出演ですが、一年ぶりに皆様にお会いできるのを楽しみに来ました」と挨拶。歌手への夢を追い求めて上京し保育士から転身して今年の11月5日にデビュー10周年に入ったことなどを話し、演歌の代表作でもあるカバー曲「さざんかの宿」、今年が酉年というとこから鳥にまつわる作品「越冬つばめ」「おしどり」「かもめが翔んだ日」をメドレーで客席をラウンド。「身体はコンパクトですがテレビを観ると足が随分長かったんですよ」とお喋りでも笑いを誘うなど愉快な一面も見せ、新曲のカップリング曲「線香花火」をしっとりと歌い上げた。

後半は再び工藤が純白なドレスで登場。大阪を「第2の故郷になる様これからも精一杯歌っていきたい」と少女から大人への脱皮を図った最新作「恋ごよみ」(作詞:三浦徳子/作曲:弦 哲也/編曲:若草 恵)、母への思いを綴った同収録のカバー曲「秋桜」を披露。また、こおりはオリコン初登場1位に輝いた新曲「風花」(作詞:田久保真見/作曲:岡 千秋/編曲:南郷達也)、10月に発売した「こおり健太全曲集~風花~」の中から「季節のとなり」を歌い締めくくった。

 
また、後半の見せ場となったのがこのライブの売りでもあり特長でもあるアカペラへの挑戦。工藤は小坂明子の「あなた」を、こおりは美空ひばりの「ひばりの佐渡情話」を熱唱した。こおりは「このアカペラコーナーはとっても緊張するが自分への刺激にもなる」とは本音?か。最後は「大阪ラプソディー」を会場一杯に埋めたファン約130名と大合唱、終演後は恒例となったCD即売会を行った。


このライブは歌謡界で活躍する旬のアーティスト2組をピックアップし、ライブを通じ切磋琢磨しながら向上心を磨こうというのが本来の趣旨で、アカペラコーナーはこのライブの名物の一つ。その辺に既存のライブとは異なったものが見え隠れする。「今回で2回目。まだイベントとしての実績は浅いが日頃のライブでは出せない新たな演出に注目していきたい」(同実行委員会談)。
歌謡界に一石を投じるか、興味深いイベントだ。

<こおり健太>
*2018年1月28日(日)NHK新・BS「日本のうた」(毎週日曜19:30-21:00/再放送:毎週土曜12:00・毎週金曜16:30)

<工藤あやの>
*2017年12月10日(日)NHK新・BS「日本のうた」(毎週日曜19:30-21:00/再放送:毎週土曜12:00・毎週金曜16:30)
*2018年1月14日(日)(13:00/16:30)地元の山形テルサ・アプローズで初のソロコンサート開催