ヒットメーカー水森英夫の内弟子として修行を積んだのち三代目コロムビアローズとしてデビューして14年。前作の「北上川」の発売を機に本名の野村美菜に改名、新たなスタートを切った。「北上川」は川シリーズ3部作の完結作。通算16枚目の最新作「伊良湖水道」(作詞:森田いづみ/作曲:水森英夫/編曲:前田俊明)は情熱的で熱唱するダイナミックな3連の演歌に仕上がった。
新曲のタイトルとなっている「伊良湖水道」は渥美半島と三重県・鳥羽市を分ける水道でそれぞれの地名を盛り込みながら失くした愛を追い求める、そんな女性の切ない心情を歌った。

「3連の作品は多かったんですがこれまで歌ってきた私なりの色が出ているように思います。3連でも早いリズムですが今回はこれまで以上にダイナミックで迫力がある作品に仕上がりました。結構難しい作品ですがカラオケ好きの方にはウケがいいようです。音域の幅も自分のキーより半音上げています。それだけにレコーディングは苦労しました。カラオケの上級者向けの作品でしょうかね…。是非チャレンジしてほしいですネ。お手本になるようこれからもしっかり歌っていきたいと思います」

一方、カップリング曲「名古屋哀歌」は名古屋の盛り場を舞台にちょっぴりお洒落さを出したムード歌謡。今年4月からは名古屋のCBCラジオで新レギュラー番組「野村美菜の皆さんいらっしゃい」がスタートするなど何かと地元とのかかわりが深くなったこともあり愛知県をテーマにした楽曲になったらしい。日本舞踊の師範でもあり時折ステージで踊りも披露する。「コンサートでは歌いながら踊ることもあります。来年はもうデビュー15年になります。振り返ればあっとい間でしたね。これからも歌い続けていきたい」と歌に踊りに熱い思いを語る彼女。来年は同作品によるカラオケ大会も予定されている。

*記者のひとこと*
戦後初の覆面歌手としてデビューした初代コロムビアローズ。野村は3代目コロムビアローズとしてデビューした。デビュー以来、一貫して水森英夫作品を歌い続けているが、演歌というよりどちらかといえば歌謡曲志向のイメージが強い。ただ新曲はこれまで以上に本格派で彼女の伸びのある声でどう表現し料理していくか楽しみな作品でもある。ヒットさせて野村美菜自慢の代表作にしてほしいネ。