「これからも応援して下さる皆様と一緒に歩いて行きたい」
「歌手デビュー25周年~感謝と笑顔を咲かせて~」と銘打ったコンサートを11月8日にNHK大阪ホールで開催したキングレコードの市川由紀乃。最新作「はぐれ花」(作詞:麻 こよみ/作曲:徳久広司/編曲:丸山雅仁)で2年連続の紅白歌合戦を視野に入れたイベントでもあった。コンサートは昼夜2回公演。いずれも満席という盛況ぶりに勢いを感じた。本来の和服は勿論、純白のロングドレス、そしておそらく本邦初公開?だろうと想像するミニスカートでの熱唱ぶりに会場は沸いた。

オープニング曲「心かさねて」を歌い終えた市川。「沢山のお客様に足を運んで頂き大変光栄です。振り返れば17歳でデビューして今年で25周年を迎えることができました。心より感謝の気持ちで一杯です。このNHKホールは歌コンで何度か立たせて頂きましたがこんな立派なホールに立てるとは思ってもいなかった。今日は精一杯歌わせて頂きます」と挨拶。再出発となった「海峡出船」から「海峡岬」まで6曲のオリジナル作品を一気に歌い上げた。
トークの後、美空ひばりの「残侠子守唄」や五木ひろしの「待っている女」、演歌の原点といわれる「船頭小唄」、そして衣装をドレスに変え「あなた」「情炎」、またミニスカートでは「What a feeling~フラッシュダンス~」を披露した。
後半は紅白を意識したのだろうか、赤と白をベースにした鮮やかな着物で登場。「この作品で年末の紅白を狙いたい」とヒット中の「はぐれ花」を熱唱、最後は「あなたがそばに」で締めくくった。

’93年「おんなの祭り」で女性演歌の次代を担う逸材としてデビュー。しかし、「晴れの日ばかりではなく風に吹かれ雨に打たれて明日が見えないこともありました」と語っているように歌手活動を諦めた時期もあったらしいが、「海峡出船」で5年ぶりに歌謡界に復帰。真摯な姿勢と精力的な全国行脚で見事に返り咲き、昨年は念願が叶い紅白歌合戦というヒノキ舞台を踏んだ。狙うは2年連続の出場。会場一杯に埋めたファンから今年も「間違いなし」そんなエールが飛んだ。

*このコンサートの後日、2017年12月31日に開催される第68回NHK紅白歌合戦への出場が決まった。