カラオケファン待望の新曲「波の花海岸」(作詞:麻こよみ/作曲:徳久広司/編曲:前田俊明)を出したテイチクエンタテインメントの服部浩子。同社への移籍第3弾となる。6年ぶりにヒットメーカー、徳久広司作品にトライしたもので、今回も服部を後押ししているカラオケファンに向けた3連の演歌だ。
「これまで3連の作品はそれほど多くはないですが今回はディレクターさんが3連もので行きましょうと。服部浩子らしさを出しながら3連のテイストを少し加えた、そんな作品です。作品的には駆け落ちがテーマです。前半は女性の気持を、後半は女性の揺らぐ心をドラマ仕立てになっています。徳久先生からは女優になった気分で歌って演じなさいと。多分、ドラマの中にしっかりと入って歌いなさい、ということだと理解しています。ぜひ、カラオケ大会で歌ってほしい、そんなお薦めの作品です。」と今回もカラオケファンに挑戦してほしいという。

40万枚を突破した「海峡わかれ町」で一気にカラオケファンを掴んだ。それ以降もこの層への支持は群を抜く存在でもある。
「作品のPRをする手段の1つがカラオケ層です。カラオケファンあっての服部浩子です。これからもこの層は外せないですね。」とカラオケファンとの共存共栄は続けたいという。
そんな服部も2年後には30周年を迎える。
「月日の経つのは早いですね。20周年の時はそんな事はほとんど意識していませんでした。子供の頃から歌が好きでしたからいつまでも歌手・服部浩子というイメージしかありませんね。」とキャリアには全くといっていいほど特別な意識はないらしい。
演歌・歌謡曲は地道な全国行脚をしながらファン作り、ヒット作りをしていくのが当たり前の時代になった。服部もそんな1人だが、一時に比べると全国的なキャンペーンは少なくなったという。「今の枠の中でチャレンジをしていきたい」と語った。

*記者のひとこと*
服部がデビュー早々の頃、レコード会社(東芝EMI・大阪営業所)で電話当番をしていた。最初に会った時、優しい大きな目で「いらっしゃいませ」と会釈した笑顔は今も鮮明に覚えている。当時の新人のほとんどがそういった経験を積んでいた。行き来のあったレコード店やマスメディアに名前を知ってもらうことに加え、社会勉強の場でもあった。その服部も結婚、子育てと多忙の毎日だが、新曲の度に大阪にやってくる。合うと必ずデビュー当時のことを語り合う。これからもそんな昔を回想したいネ。