「日本クラウンからデビューして来年が20周年、そのためにもこの新曲を何とかしたい」
そう熱く語っているのは8月に発売した新曲「望郷縁歌」(作詞・作曲:星つかさ/編曲:南郷達也)が好ダッシュを見せている和田青児。前作同様、自らが作詞・作曲(星つかさはペンネーム)した。
和田の持ち味は力で押していく迫力が最大の魅力だが商品のセールスを左右するカラオケというメディアの登場で演歌のマーケットを支えているカラオケファンを無視することは出来ない。その意味でもファンが好むテンポ感を参考にした作品となった。そのため全体的には抑え気味の歌になったことは否めない。
「今回もカラオケ支持層にアピールした世界観である。テーマは別としてこれだけ食いつきがいいのはカラオケファンが飛びついてくれたのだろう、と理解している」とカラオケファンへの迎合無くして成功はない、そういいたいのだろうか。

新曲は演歌の定番ともいえる「故郷」&「お袋」がテーマだ。♪別れの駅で 涙かくした 母の顔~との故郷への思い、母への思いを温もりのある声で切々と歌ったまさに望郷演歌。自らが書き下ろした作品も話題の1つ。
「作品作りは北島音楽事務所にいるころからでいつかは自分も作品を書けたらいいなぁ~、そんな思いがありました。最初は鼻歌で作ったのがきっかけでしたね。今20数曲ほどのストックがあります。これから自作で行きたい、そんな拘りはありませんがこれから活動していく上で1つの武器になれば、そんな思いです」と自作自演への拘りはないという。ただ、ステージでは自らの作品を披露していきたい、との願望があるらしい。

前作の「燃えて咲け」ではスリランカからイベント出演のオファ-があった。「そうなんですがイベント開催を直前に控え現地が大雨でイベントどころではなくなったんです。でもこの話は無くなったのではなく来年また実現する方向で準備中です。年内に開催に向けての話し合いをする予定です」と結んだ。
 

*記者のひとこと*
日本クラウンに移籍して来年が20年だが、キング時代(芸名=藤堂哲也)を入れると歌手生活は31年になる。キング時代の活躍ぶりはほとんど印象にないが、99年に今の和田青児として発売したデビュー曲「上野発」のインパクトは今も鮮明に脳裏に焼き付いてる。その時の印象は「北島三郎の再来?」そう感じたのはうそ偽りではない。5年前に北島音楽事務所から暖簾分け、自らがオーナーの事務所の主となった。演歌がいつまでも歌い継がれるのであれば古典的な作品に加え、平成の時代にマッチした「両翼」となってバランスが取れればいい、との願いもあるが和田青児には「カラオケなんて意識しないで力でとことん押してみろ」といいたいネ。駄目かなぁ~。