来年デビュー5周年を迎える徳間ジャパンコミュニケーションズのチョン・テフが8月23日に5周年記念シングル「帰れないふたり」(作詞:松井五郎/作曲:都志見隆/編曲:萩田光雄)を発売した。「新しいものを引き出してもらった」と新曲についてそう語るチョン・テフ。10月には自身2枚目となるアルバム発売が控えているほか、11月は全国8会場でライブを行う。5周年を記念したもので「新たな飛躍をしたい…」そんな思いが言葉の節々に見え隠れする。

新曲は通算5枚目となるが、今回は作家を始めカメラマン、PV(プロモーションビデオ)等々、制作スタッフ全てを変え新たなチャレンジを試みた。
「1年ぶりの新曲になるが今回は、離れたくないが一緒には生活できない、そんな叶わない恋を歌ったバラードに挑みました。じっくり聴いてもらいたい思いがあります。感情移入に大変苦労しましたし自分自身倒れるくらい歌い込みました(笑)。でもとってもいい勉強になりました」とレコーディングは難産だったと苦笑いするチョン・テフ。特に作家陣の顔ぶれに驚いたという。

「サソリの涙」でメジャーデビュー。「ガラスの蟻地獄」「東京メランコリー」「愛の銀河」とポップス調の作品にトライしてきたが、新曲を出すたびに確実にファンを増やしている一方、もう彼のウリのひとつにもなったダンサー(男性)を付けたステージはまさに圧巻である。
「新曲ではダンサーを入れるかどうか不安もあったことは確かですが、今回はバラードということであえてダンサーは基本的には入れませんが、場合によってはありうる場合もあります」と必要となればダンサーを付けたステージもあるという。そんな彼にこれからの方向性を尋ねると「とにかくジャンル的には壁を作りたくない。いろんなジャンルを模索していきたい」といつまでもチャレンジ精神を持ち続けたいと語った。

10月4日にはカバーばかりを集めた2ndアルバム「チョン・テフ カバーコレクション~サラン 1 GIFT~」を発売する。「シルエット・ロマンス」「北国行きで」「酒場にて」「愛人」「カスマプゲ」など全12曲を収録した内容。

また、11月1日の札幌を皮切りに「5th Anniversary Tour2017」と銘打った全国ツアーを行う。
「単独コンサートは厳しいと聞いていたので心配はありますが実現出来ることを大変嬉しく思っています。今回のツアーを通じ日本の方々に可愛がってもらいたい。ファンあってのチョン・テフですから」とお客さんとの触れ合いを楽しみにしているらしい。全公演生バンドがバックをサポートするほか、ダンサーも2人ないし4人を付ける方向で準備に入る。楽しみだ。

*記者のひとこと*
メジャーデビューして5年だが、インディーズ時代を入れるともう11年が経つ。まだ代表作といえる作品はないが1作毎に確実にファンを増やし、またシンガーとして成長している。歌に声に何ともいえない色気を感じるが彼の持ち味はパワフルなステージだ。来日以来生活の拠点は大阪。その思いはこれからも変わらないとキッパリ。庶民的な大阪の街が彼を勇気づけそして元気づけているのだろうか。