「これからも小さな夢、大きな夢を目指したい」
今年デビュー30周年となるテイチクエンタテインメントの半田浩二が新曲「男の翼」(作詞:滝川 夏/作曲:南乃星太/編曲:田代修二)を発売した。このほどキャンペーンで関西入りし、精力的に動いたがその合間をぬって新曲への思い、30周年への思いを聞いた。

―デビュー曲「済州エアポート」はいきなり50万枚を超えるビッグヒットになり幸先のいいスタートを切られましたが

「デビューして最初の仕事が(兵庫県)西明石でした。デビュー曲の『済州エアポート』は関西、それも大阪から火が付き全国ヒットになりました。そんな事もあり当時は大阪を中心にキャンペーンで全国行脚をした思い出があります」

―新曲はデビュー30周年記念シングルというクレジットが入っており「男の翼」「とある居酒屋で」「明日へ」の3曲を収録されていますね?

「新曲は人生いろいろあるが明日へ向かって羽ばたいていこう、そんな男のロマンと哀愁を感じてもらえばと思います。同時に恩師である故・中山大三郎先生への感謝の気持ちも込めながら一句一句の詞を大切にじっくり歌うように心掛けています。これからもそんな気持ちで歌っていきたいですネ。また先生の代表作でもあります『人生いろいろ』『男の背中』をもじってるところもあります。今年13回忌になる先生の色というか空気感を醸し出せたらいいなとあえて挑みました。また今回は30周年ということもありカップリング2曲計3曲入ってます」

―ところでデビューから来年が丸30周年。いろんな思いが頭をよぎっていると思いますが、30周年を振り返って?

「誰が言ったか知りませんが時の流れは早い、そんなことを実感しているところです。ひと口に言うとアッと言う間の30年でした。デビュー以来、全国の都道府県を怒涛の如く訪問しました。多くの作品を歌い1曲1曲にいろんな思い出が沢山ありますが、気が付いたらもういない人もあり辛いこともあります。一度だけですが歌を諦めた時期もありました。でもレコード会社の部長さんや中山大三郎先生からお前は不器用な男だから歌を取ると何もできないだろう、もう一度頑張ってみろ、そんな言葉を頂き、気を入れ直しました。小さい夢は31年目を迎えること。そして大きな夢は40周年50周年を迎えることですかネ。でも年末のひのき舞台はまだ諦めていません」

―ところで9月3日は東京・田町市民ホールで「30周年記念コンサート」が決まったようですが

「ありがとうございます。今回は30周年ということでこれまで発売したA面の作品全てを歌う構成にしています。同時に中山大三郎先生を忍ぶコーナーも作って先生の代表作5曲を歌う方向で準備をしています。自分自身何年も歌ってない作品もありますので車に乗った時出来るだけ聴くようにしています。10年、20年前に出した作品もファンの方々に改めて新鮮に感じてもらえるのでは…との思いもあります。本来なら2時間程度ですが、今回は3時間弱と少々長丁場になりそうです。お蔭さまでチケットはほぼ完売状態です」


11月12日(日)は大阪・都島区のホテル京阪京橋で「大阪ディナーショー」(開場17:30、開演18:00)を行う。問い合わせ先=半田浩二音楽事務所
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*記者のひとこと*
デビュー以来、テイチクレーベルひと筋に走って来た。デビュー曲の「済州エアポート」は発売されてもう30年が経つが今なお歌い継がれているのは作品の生命力の強さであろう。流行歌の世界はビッグヒットがあれば30年持つ、そんなことを業界の先輩に聞いたことがある。それを実践している1人でもある。今回のインタビューはアポなしで急きょ現場で決まったが、短時間にもかかわらず手際よくしっかりと丁寧に答えてくれた。音楽業界は年々厳しさを増している。順風満帆とはいかない。苦しみもあるが喜びもある。多分両方を経験していると察するが、そろそろ歌謡界に大きな風穴を開けてもらいたいネ。そうそうテイチクの男性歌手の中では一番の古株らしい。