創作日本舞踊の第一人者、天羽会桐流 家元・桐 彩華(天羽祥瑞)のチャリティー公演(主催=天羽会天羽祥瑞、後援=豊中市教育委員会ほか)が7月30日、大阪・豊中市の豊中市立文化芸術センター大ホールで盛大に開催された。このイベントは天羽会家元がお弟子さんの日頃の成果を発表し、併せて豊中市の文化芸術に貢献したい、そんな願いから毎年開催しているもので今回第58回を迎えた。当日は大ホールに1200人以上の観衆が詰めかけ出演者の一挙手一投足の舞いに声援が送られたが、2部構成でともに一門の踊りの披露のほか、日本クラウンの成世昌平らによる歌と踊りも披露され、家元から淺利敬一郎豊中市長にチャリティー基金の目録が贈呈された。

名取・桐 彩温の「華姿舞」でオープニング。「島田のブンブン」や「もくれん」といったお馴染みの作品での創作舞踊が続いたあと「鶴の舞橋」、「はぐれコキリコ」のオリジナル歌手・成世昌平がステージに登場。生歌による踊りが披露された。


第2部では日本民謡(三味線合奏/西川美津栄会)で幕開け。天羽会二代目・桐 魁佑による「人生紙芝居」が披露されたほか、家元から名取を命名されたお弟子さんたちが旭堂南陵の語りで、より一途な恋に激しい愛に身を捧げた五人の女性の物語「西鶴好色五人女」を古典舞踊の流れを受け継いだ振付で華麗な舞を披露した。

後半は家元が「王将一代小春しぐれ」を、そして二代目桐 魁佑は「高松城」を成世の歌で披露。フィナーレは8月3日に日本クラウンから発売された成世昌平の「豊中浪漫」(踊りの振付解説写真入り)をステージ一杯に勢揃いした桐流有志全員で賑やかに歌い踊ったほか、家元の出身地である徳島の阿波踊り(天水連)が花を添えた。


桐 彩華さんから淺利敬一郎豊中市長にチャリティー基金の目録が贈呈された
 
「豊中浪漫/高松城」(作詞:東根泰章/作曲:津軽けんじ)は成世昌平がCD化。日本クラウンから8月3日に発売された。豊中市に在住の家元・桐 彩華が市民参加の芸能文化を何らかの形にしたい、そんな思いからCD化が実現した。家元は「豊中の一市民として、また芸能生活に半世紀を超える身として何か恩返しがしたい、そんな気持ちを込めた形がこの『豊中浪漫』です。CDには歌とカラオケ、そして私自身が振付をさせていただきました。歌い、学び、踊って、豊中自慢をしていただければと願っております」と作品への思いをそう語った。

また、成世は「家元とは『南部風鈴』の振付けをしていただいたことがご縁で行き来があります。『豊中浪漫』も『高松城』も歌いやすくとってもいい作品に仕上がっています。私の身内が豊中出身でもありより親近感もあります。新曲『江差だより』も含めしっかりPRしていきたい」と語った。