夫婦愛を描いたほのぼのとしたメロディーに持ち前の節回しが冴える新曲「夫婦みち」(作詞:志賀大介/作曲:宮下健治/編曲:南郷達也)を6月に発売したテイチクエンタテインメントの三門忠司。

前作のマイナー調の女唄「修善寺夜雨」はカラオケでも好評だったが、今回の新曲については「最初に作品をもらった時からタイトルがいい。一見ありふれているようだけどしっくりくるし、歌詞もいい。特に♪お前に惚れた そのひと言で~の前2行で決まり!と思った」と等身大の作品に惚れこんでいる。

詞のストーリがどことなく三門の人生と重なっていようにも感じられるからか、明るいメロディーに独特の節回しが心地良い。

カップリング曲「男の矜持(きょうじ)」についても「自分の選んだ人生に自信と誇りをもって生きていく詞がまたいい」と、共感する三門ファンにはたまらない硬派で情の滲み出た作品だ。

歌手歴37年とキャリアもあるが楽曲作りに関して担当ディレクターには「これまで自分からものを申したことはない」そうだが、「(ディレクターとは)もう30数年の付き合いで信頼関係もあるし、歌うことに専念したい」というのが本音らしい。

「今年73歳。でも、気持ち的には30代かな―」と明るい笑顔で話すが、最近はウォーキングやエキスパンダーなどで体力づくりを心がけたり、ボイストレーニング方法にも変化を持たせているそうだ。

地元では年に数回歌のボランティア活動を続けており、今年6月1日から出身地の岸和田観光大使に任命されキャンペーンの際には特典付きの同観光大使の名刺をプレゼントしている。

最後に歌とは?―との愚直な問いにも、「私にとって生きている証。歌なくしては何も存在しない」と気持ちよく答えてくれた。