西川ひとみの徳間ジャパンコミュニケーションズ移籍第一弾「望郷おんな花/柏崎恋歌」(作詞:志賀大介/作曲:宮下健治)の評判がいい。「これまでと違ったモノが見えている。代表作にしたい」と本格的なキャンペーンは今回が初めてという大阪で精力的に動いた。

デビューしてかれこれ20年。まだそれほどの知名度はないが人生の喜怒哀楽を笑顔と味のある声で表現する西川。新曲は念願だった「うなり」を盛り込んだ望郷演歌で、自身これまでのカラーを打ち破りたい、そんな意気込みが見え隠れする。

「これまでの作品はおとなしいし、しっとりとした作品が多く、私自身ストレスがたまってましたが、この作品でそんなモヤモヤが一気に吹っ飛びました」と豪快に笑い飛ばす。一旦出来上がった詞に「これではこれまでの路線と同じなので・・・」と、志賀、宮下の両作家に西川の生のステージを観てもらい再度書き直してもらった。1人でも生きていけるきっぷのいい強い女性がこの作品の主人公。志賀氏は任侠映画の名女優だった藤 純子をイメージしたという。タイトルも当初は「任侠おんな花」だったと裏話を明かす。

「もともと都はるみさんや中村美律子さんのような歌手に憧れてました。いつかはうなってやろう、そんな夢を追い続けてましたので今はものすごい達成感があります。とにかく強い女性を意識しながら突っ走りますよ」とまくしたてる西川。プロデューサーからは10キロダイエットと喋りを控えめに、の2点の注文があった。前者はすでに実行したが、後者は??の状態らしい。

一方、A面同様に楽曲評価が高いのがカップリングの「柏崎恋歌」。多分、スタッフはどちらを推すか迷いがあったのでは、と想像するが歌ってよし、聞いてよしなら当然「望郷―」だろうが、カラオケに迎合するなら「柏崎―」だがともに何となく心をくすぐる味のある作品。
西川の地盤は関東だが、今回の新曲を機に名古屋以西にも重点を置いたプロモーションを展開中。

「関西での本格的なキャンペーンは今回が初めてだが、とっても手応えがいいので頑張ります。西川ひとみという名前をしっかり知ってもらい1日も早く故郷に錦を飾りたい」と抱負を語った。

*記者のひとこと*
ロングヘアーにベレー帽という出で立ちにちょっぴり違和感があったが、気風のいい話しっぷりは自ら姉御肌というだけのことはある。デビュー後、母親の介護で歌手活動を一時中断、平成17年に復帰。年一枚ペースで新曲を発売してきたが、活動の場は関東一辺倒だったこともあり、西川ひとみブランドは残念ながら西日本は低い。この業界の課題はある程度の地盤があればそこに集中する傾向がある。それも1つの方法だろうが、それが全国に波及しなければ意味がない。もっと視野(市場)を広めないと肝心の商品(CD)は売れない。当面は広く浅くーそんな戦略が必要だろう。今回の新曲を機に不毛と言われる地区を是非訪問してほしい。新曲「望郷おんな花/柏崎恋歌」はそれだけの価値のある作品と見た。自信を持ってPRしてほしいね。