すぎもとまさとが3月11日大阪・吹田市のESAKA HALLでアコースティック・ライブ「すぎもとまさと”渾身”LIVE<Ⅱ>」(主催・企画制作:小玉企画)を行った。今回はエルトン永田(ピアノ)と高島政晴(ギター)というスーパーミュージシャンの2人がサポートする中、アンコールを含め全15曲を熱唱した。

熱狂的なファンの要望に応え前回(昨年9月)に続き開催されたもので、今回もチケットは発売早々にソールドアウト。今回は最新曲は勿論、他のアーティストに提供した楽曲、そして自らが好きだという作品などそれぞれ各パートごとに選曲した構成で、心に沁み入るすぎもとまさとならではの温かく包み込んでいく歌に会場一杯に埋めたファンを魅了した。

好評発売中でアルバムタイトルにもなっているノリのいい「Route67」でオープニング。「ここからは大人のライブで…」と語り、「バーボン・ダブルで…(哀愁のジャズ・シンガー)」から―。好評のアルバムナンバーからすぎもと自身が「詞がとっても好き」だという「酒場のレクイエム」「この世で一本のバラ」と続く。アルバムについてすぎもとは「今年68歳になるが、アルバムタイトルのRoute67は自分の年齢ということで付けた。飾らない等身大の作品がほとんどなので同世代の人に是非聴いてほしい」とPR。


続いてのパートはライターとして提供した「空に刺さった三日月」(安田一葉)、「東京とまり木」(日野美歌)を。

メンバー紹介コーナーでは、「今日は本当にスペシャルなんですよ!錚々たるミュージシャンが参加してくれています。更に凄いのが俺がキングレコード時代に初めてピアノを弾いてくれたのがエルトン永田です!アレンジャーとしてもスタジオミュージシャンとしても超一流です!そして、リードギターの高島政晴さんも大御所の大御所。このお二方には俺のアルバムでもいっぱい協力してもらっている」とまさに大絶賛。

そして自身が好きな作品のパートでは「かもめの街」(ちあきなおみ)、ライブでは必ず歌うという「黄昏シネマ」「鮨屋で…」(あさみちゆき)をじっくり聴かせた。

後半は、「5月10日で作詞家・ちあき哲也が亡くなってもうすぐ3回忌になります。ちあきがいつも懇意にしていたトシという“彼”がちあきの前に亡くなって…その彼に贈ります」と、「Thanks~さらば、よき友~」「冬隣」、そして「俺はラッキーだと思います。この歌を沢山の方に応援してもらったお蔭で紅白(NHK紅白歌合戦)にも出れました。これからもずっと歌っていきたい」と今は亡き母親への思いを込めながら「吾亦紅」をじっくりと歌い上げた。

ライブのラストは今年発売した新曲「別れの日に」「ありふれた人生だけど」を披露。アンコールの「銀座のトンビ」では全員が”ワッショイ!”の掛け声とともに最高潮の盛り上がりを見せ幕を閉じた。

この日の会場のお客様は皆さん静かにすぎもとまさとの歌の世界に聞き入っているのが伝わってきたし、毎回「すぎもとまさとライブ」には男性ファンが多いのが印象的だった。