「演歌と関西にとことんこだわりたい」―そう語っているのはテイチクエンタテインメントの男石宜隆。昨年、同社のTIシリーズ(プロ野球で例えるなら2軍選手)からめでたくメジャーデビューにこぎつけ9月21日に新曲「大阪泣かせ雨」(作詞:仁井谷俊也/作曲:四方章人/編曲:伊戸のりお)を出し、いまヒットへ全国行脚の日々を送っている。

これまでTIシリーズから自らの作詞:作曲で3枚の作品を発表。この間、シンパを募りながら全国行脚し、土台作りをしてきた。また、異国の地でもある台湾では、あるカラオケ雑誌の記事等々がきっかけでお呼びがかかるようになり、地元のカラオケサークルではちょっとした人気者になっている。
「メジャーになって大きな変化はないが、ラジオ局やテレビ局、そして色々な雑誌に取り上げられ僕自身の反応というより周りのファンの方々の反応は変化していることは確かです。とくに関西はそんな傾向が強いです。また、今になって下積みがあって良かったと思っています」と述懐する。
歌手としてのスタートは旅先で見聞したことを詞に書き、メロディーを付け完成させたプライベート盤。そうした作品は今もカラオケでリクエストが多いらしい。プライベート盤は自身の感性を磨きたい、そんな狙いもあったようだ。「大阪泣かせ雨」と同時発売で同社から4曲入りDVDカラオケ(スターカラオケ4)も発売されている。新人としては異例のことらしい。

好調な「大阪―」は、大阪をテーマに女性の切ない思いを歌ったもので演歌の主流ともいえる歌いやすく覚えやすい作品に仕上がった。作曲家の四方氏も「2~3回聞けば歌えるような作品にした」という。
「僕の地盤は関西なのでまず関西から火を付けたい。とにかくお世話になっている会社に貢献できるよう頑張りたいし目標はテイチクレコードの男性演歌のトップになることです」ときっぱり。しばらくはキャンペーンに奔走しヒットに結び付けたい、としている。