2015年の日本クラウン新人オーディションにて準グランプリを獲得し、今年1月18日に「青いダイヤモンド」(作詩:田久保真見/作曲:田尾将実/編曲:川口真)でデビューした21歳の中澤卓也。2月6日に大阪市内のレストランで行われたデビュー発表会では、カートレースに因んでセクター1からスタート。「スタッフには内緒でこの衣装にしました」と、実際のレースで使用していた青いレーシングスーツにメット、シューズを身にまとい登場、デビュー曲「青いダイヤモンド」を披露した。


“ブレーキの踏むことのないように進んでほしい”との願いを込めて続いたセクター2では、中澤の生い立ちからデビューに至るまでをスクリーンに映した写真で振り返りながら解説。
新潟県長岡市に生まれ、幼少の頃から車のおもちゃにまたがって遊んでいた事や、家族らの前で歌うのが大好きだった事。人見知りだった小学時代は兄がやっていた車のゲームに出会いカートレースに目覚め、小学3、4年の頃には「本物のレースを観たい!」と、危険を伴うレースの道を諦めさせようと連れて行った親の思いに反し、当の本人は憧れのレーサー・脇坂寿一さんとのツーショットが実ったことで「レーシングドライバーという職業があるんだ」と高1までレーサーを目指して地元長岡でカートレースに打ち込んでいた事。そんな夢を叶えるために専門技術を学べる高校に進学し、迷うことなくモータースポーツ課を選択、「走っている時の何とも言えない緊張感と男同士の闘志のぶつかり合い感がたまらない」と実際のレースにも参加するまでに―。しかし、現実のハードルは高く厳しく、レーサーの夢をあきらめざるを得なかった事も打ち明けた。

方や、生徒会長を務めていた中学時代の文化祭で初めて人前で歌うことの楽しさを実感し、レーサーをあきらめた高校2年の春に祖母が応募していた地元でのNHKのど自慢大会に出場した結果、「さくら(独唱)」で見事チャンピオンを獲得、グランドチャンピオン大会にも出場した。
後にボーカル課に編入し、独学のギターで大好きなコブクロや森山直太朗の歌をよく披露していたほか、ダンス課ではミュージカルにも挑戦していたそうだ。

このNHKの番組出演がきっかけで作曲家・田尾将実氏の目にとまり、もうひとつの夢でもあった歌の道を歩むべく高校卒業後に上京し、2015年3月に行われた日本クラウン新人オーディションにて佳山明生の「氷雨」を歌い準グランプリを受賞。本格的な歌のレッスンを経て念願の歌手デビューまで漕ぎつけた。

「子供の頃からポップスやバラード調の歌を聴いて育ってきましたが、田尾先生から言われた『ジャンルに拘らず引き出しをたくさん持ってないとダメだ』との言葉の重みを感じています。演歌に限らずふり幅の広い歌謡曲で中澤卓也の世界を歌っていきたい。中低音を如何に生かして自分の魅力にするのかが課題です」と話す眼差しも熱い。

若干21歳ながらもしっかりとした自己PRに誠実さも相まって、デビュー早々にして大阪、名古屋、九州と多忙なスケジュールが入っているが、「現地に行って生の歌声をお届けするということは自分が一番やりたかったことでもあり、皆様にご恩返しのできるよう全力で頑張ります!」と語った。