「新しい戸川よし乃を見てほしい…」―新曲「十勝の春」(作詞:円 香乃/作曲:岡 千秋/編曲:伊戸のりお)についてそう語っているのは日本クラウンの戸川よし乃。このほどキャンペーンで来阪。大阪発流行歌ライブに出演したりカラオケサークルを訪問したりと精力的に動いた。その多忙な合間をぬって新曲などについて聞いた。

最新作となる「十勝の春」は「氷雪挽歌」「十勝平野」「十勝望郷歌」に続く“ふるさと十勝”シリーズ第3弾でシリーズの最終章と位置付けている。
「私自身の家族のことを温かく私なりに表現しました。同時に春を待ちわびている十勝の期待感も盛り込み優しい気持ちで歌ってます。とっても歌いやすい作品だし初めて経験するメジャー演歌です」と新曲についてそう語る彼女の表情はいつにも増して明るい。通算6枚目のシングルになるが、デビュー曲の「すずめは雀」、「冬のすずめ」、「宿なしすずめ」のすずめシリーズ3部作に続くシリーズ作品となる。
「すずめシリーズは私にとっては宝物です。同時にすずめシリーズあっての戸川です」という彼女。両シリーズとも戸川の持ち味を作家陣が見事に引き出した傑作と称賛してもいいだろう。カップリング曲「ふるさとに春の雪」は軽快な作品で「リズムに乗って歌ってもらえば…」と。今年2月には2枚目のアルバム「戸川よし乃 ザ・ベスト」も発売された。 

北海道出身だが何故か関西が好きらしい。「関西の中でもとくに大阪が大好きなんです。将来住みたい所でいい不動産があれば紹介してほしいなぁ~」なんて冗談? か本気? か茶目っ気な一面を見せるところはいかにも戸川らしい。
歌の成長もさることながら彼女のもう1つの魅力でもある愛嬌たっぷりのおしゃべりにも磨きがかかってきた。

*記者のひとこと*
いつ会ってもとにかく明るいし元気だ。ステージは勿論、仕事を離れても周りにいる人をいつも暖かく包み込んでいく不思議な魅力を持つし、気配りもそつなくこなす。これからも真摯な姿勢で歌に当たり技を磨けば必ず女性演歌陣の先頭グループに追いつくだろう。急ぐ必要はない。ただファンがどんな歌を望んでいるのか、というリサーチはおこたってはいけない。