1013_yuharamasayuki「来年70歳になるがもうひと踏ん張り頑張りたいネ」―赤と白のストライプのシャツにジャケットという相変わらずダンディーな湯原昌幸。テイチクエンタテインメントから発売した最新作の「マッチ」(作詞:宮田純花/作曲:湯原昌幸/編曲:高島政晴・鈴木 豪)のプロモーションで来阪、同曲にかける意気込みなどを語った。

昨年、演歌色の強い「再会酒」を発売。そして今年7月にはそのデュエット曲盤(西崎 緑)を矢継ぎ早に発売するなど年齢を感じさせないその意欲に「若手よもっと頑張れ…」とエールを送っているようにも受け止める。そんな湯原もデビューしてもう50年を超えるベテランだ。良き時代だった昭和への思いも強く「いつまでも昭和のニオイを出しながら作品作りをしたいネ」とこれからも昭和に拘った作品作りを模索していきたいらしい。

新曲「マッチ」はそんな熱い思いを込めながら作った。「詞先行でそれに僕自身が歌謡曲のコンセプトを崩さずにバンドのテイストでメロディーを付けた」という。イントロはどことなくあのウエストコーストサウンドの代表的なアーティストであるイーグルスの名曲「ホテルカリフォルニア」を彷彿させる懐かしさもある。「ターゲットは絞らないように幅広くアピールしていきたい」という湯原の狙いが実現したタイムリーな作品と見た。つまり若い層には新鮮さを、年配者には懐かしさを感じてもらえば、ということだろう。キャリアと実績を積んできたベテランならではの傑作。

今回の新曲発売を記念して「湯原昌幸 マッチ&笑い飛ばせばいい(カップリング曲)川柳募集」~必笑!ダブルキャンペーン~を実施する。日常に起きる何気ない出来事、楽しい川柳を募り、優秀作品には湯原から特賞や湯原昌幸賞、努力賞など素敵なプレゼントが贈られる。
「暗い過去、嫌な体験、思い出したくないことは誰にでもありますよね。そんな自分にマッチを灯し、川柳にして笑い飛ばしましょう。たくさんの応募お待ちしています」と話した。

<応募詳細>
特賞と湯原昌幸賞に選ばれた方は12月中旬に都内で開催予定の表彰式に参加でき、その模様を雑誌等に掲載予定。但し、往復交通費等は自己負担。締切:11月18日消印有効。
○送り先:〒150-8516東京都渋谷区神宮前6-27-8京セラ原宿ビル6F
(株)テイチクエンタテインメント「湯原昌幸 川柳係」
 
*記者のひとこと*
湯原昌幸と記者は同い年。イベントや取材を通じ付き合いが続いている。お互いいい時代を経験しているだけに今の厳しい音楽業界に危惧の念を持つ。もう一つ危惧の念を持ったのが記者と意見が一致した作詞家の存在。大家といわれる作詞家が減った。「マッチ」の作詞は新進気鋭の若手だ。是非育ってほしいと湯原自身エールを送っている。新曲の取材もそこそこに昔話に話が弾んだのは自然の流れだった。キャリアが長いだけに多くの引き出しを持っているが、昭和にとことん拘りたいという湯原の言葉に妙に重みがあった。昭和の良き時代を知っているだけによけいそう感じたのかも知れない。多分、彼が言いたいのは古いモノを残しながら新しいモノを取り入れておじさんたちの心をくすぐる作品作りを模索したいのでは、と想像する。来年は古稀だがいつまでもカッコいいシンガーでいてほしいね。