◎ インタビュー

1609taehu_text1韓国で16歳の時にアイドルデビューしてから日本デビューを含め歌手生活26年、来日以来大阪を拠点に活動し、メジャーデビュー4年目。8月3日に発売した4thシングル「愛の銀河」(作詞:伊藤 薫/作曲:樋口義高/編曲:伊戸のりお)がオリコンチャートの演歌・歌謡曲に初登場7位となり、10月にはファーストアルバムを発売するなど絶好調のチョン・テフに歌への思いを聞いた―

とにかく歌が好き―
「子供の頃から歌が好きで小学生の頃は何かと行事があると先生からの指名でよく歌ってました。その頃は拡声器で歌ってたんですが、皆にウケて結構“人気者”だったんですよ」
―なるほど、いつもショーで魅せるサービス精神がたっぷり詰まったステージングにも納得できる。

「小学生の卒業祝いに母にとことんねだったギターを買ってもらったのがもう嬉しくて嬉しくて―」
翌朝目覚めると、その大切なギターが根元から折られていた。
「父だっ!父に違いないっ!」
―そう察した多感期の少年はそのまま家出した(むろん子供でもありプチ家出だったらしいが)。

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韓国デビュー―
韓国では16歳の時にアイドル歌手デビュー。いわゆる日本でのインディーズデビューにあたる。
固い職業だった父は歌手になるのは猛反対だった。が、母方の祖母、母、妹が歌も上手く音楽好きだったこともあり、中でも母が常に味方してくれた。
’94年に出場した「第3回ベホ歌謡祭」で入賞しスカウトされ、約2年のレッスンを積み’96年に5人組ダンスグループ「shadow」で韓国デビューした。

「デビュー当時、ダンスはあまり得意ではなかったのでレッスンはかなりキツかった。韓国の音楽市場が歌・踊り・芝居の全てをこなさないと売れない時代だったのでとにかく必死だった」
―上質なエンタティナー力が要求された時代だったが、その頃の経験が今の礎になっているという。

’97年には男性2人組 「deuo」を結成しメディアにも多数出演したが、24歳~26歳まで兵役につくことになる(韓国はいまだに北朝鮮と休戦状態にあるため韓国人男性は19歳~29歳の間に約2年間の兵役につく義務があるからだ)。
「いろんなことを教えてもらった」と当時を回顧するが除隊後は「自分の音楽人生は終わった」とも思ったと―。

1609taehu_text3しかし、来日で―
大阪の泉大津界隈で行われた在日韓国人関係のイベントに出演したのがきっかけで、2006年に来日。「毎回招かれる度に韓国の歌や民謡などを歌っていた」のが始まりだった。この日本行きも「母の後押しがあったからこそ」だと―
後にデュオユニット「JK21」を結成。2007年には「拓哉-TAKUYA-」としてソロデビューしシングル3枚、ベストアルバム1枚をリリース。女性歌手のプロデュースと楽曲提供もこなしてきた。

転機がやってきた―
転機は2013年7月。
「これまでに日本でのメジャーデビューの話はあったがチャン・ウンスクさんのプロデュースということもあり決めた」
―これを機に芸名を改名して「サソリの涙」で満を持しての日本メジャーデビューの切符を手に入れた。同年には大阪で発売記念ディナーショーを開催し、チャン・ウンスクも様々なシーンでサポートし続けている。
事務所関係者によるとチャン・ウンスクが出演する韓国レギュラー番組への出演計画も着々と進められているらしい。

ファーストアルバム―
シングルにはポップスとバラードの曲を必ずリクエストするらしく、デビュー曲「サソリの涙/そんなヒロシが好きでした」、2nd「ガラスの蟻地獄/夜の踊り子」、3rd 「東京メランコリー/ゆずれない愛」、情熱的なラブソングのバラードの新曲「愛の銀河/別れのエアポート」と4作品を順調に発売している。

「韓国にいる頃はクラシックからジャズ、ロックまで音楽ジャンルに拘らず聴いていた。2002年のワールドカップの頃から日本の楽曲を歌えるようになったのでよく歌っていた。インディーズ時代から作品を作るのが好きだったし、その時期がきたら自分の作品作りにも取り組みたい」

10月26日に発売する「チョン・テフ ファーストアルバム」には、新曲「愛の銀河」とカップリング曲「別れのエアポート」のハングル訳詞バージョンのほか、自身が作詞した未発表曲「めぐり逢えたら」(作曲:樋口義高)や、カバー曲「Mr.サマータイム」「蜩」「Alone」など全12曲を収録する。

「いつの日か石川さゆりさんの『天城越え』や天童よしみさんの『珍島物語』といった日本の女性演歌の名曲の数々を自分のアルバムにしてみたい」と熱く語った。

インタビュアー:kodama

◎「チョン・テフ Joyful world 2016~愛の銀河~」リポート―

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9月16日に「チョン・テフ Joyful world 2016~愛の銀河~」を大阪・大丸心斎橋劇場で開催し、歌、ダンス、トークで大盛況に終えた。

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今年で4回目となるコンサートではオープニングに赤いドレスの女性ダンサーを従え、「別れのエアポート」「ゆずれない愛」で颯爽と登場。「4回目のライブができるのも皆様のお陰です」と感謝の挨拶に続いて「久しぶりに韓国の歌を歌います」と、「釜山港へ帰れ」「二度と恋など」「カスマプゲ」を披露。名古屋、岐阜、東京など遠方からのファンとのトークの後、オリジナル曲「そんなヒロシが好きでした」「夜の踊り子」では4名の男性バックダンサーと共に魅せた。

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この日はサプライズゲストとして、日頃から深い交流のある韓国・釜山出身のパク・ジュニョンが「お兄さんおめでとうございます!来日して5年半、デビューして4年半になりますが人生でも歌手としても先輩です」とお祝いの言葉を述べ「河口湖」や新曲「羽田発」など4曲を、チョン・テフとのデュオで「最初から今まで」を絶妙な歌唱で歌い客席からたくさんの拍手が送られた。

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ステージ後半は白のスーツで登場し、「シルエットロマンス」「北国行きで」などドラマチックな曲の後は、オリジナル曲「サソリの涙」「東京メランコリー」を得意のダンスと共に歌い、新曲「愛の銀河」で熱唱して締めくくった。

今回はいつもの生バンド編成に加え、この日のために衣装を新調したという多彩なダンサーをバックに5曲歌い、生き生きとした得意のダンスで華麗なステージングを魅せた。

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スケジュール
*9月21日(水)「大阪発 流行歌ライブ」心斎橋・BIG CAT
*9月22日(木)「KOBE流行歌ライブ」神戸新開地・KAVCホール
*11月7日(月)「絶唱ライブ in OSAKA【秋ver.】」<こおり健太×チョン・テフ>大阪・ESAKA HALL(江坂ホール)
*11月15日(火)チャン・ウンスク「Jazzy night Live2016~幸せの場所~」東京・赤坂BLITZ ゲスト出演
*12月24日(土)チョン・テフ 「Special moment Christmas Night」ディナーショー開催:ホテル・アゴーラリージェンシー堺

チョン・テフ オフィシャルwebサイト
http://jungtaehu.com/