自称「歌って踊れるシンガー・ソングライター」というHANZOが7月29日、大阪・心斎橋の大丸心斎橋劇場で「HANZOてっぺん目指して大阪上陸」―そんなタイトルのもと大阪で初めての本格ライブを行った。
歌の合間に見せた自慢?の踊り、そしてギャグの連発。なかなかのエンターテイナーぶりに会場一杯に埋めたファンは大喜び。アンコールを含め全15曲を歌い、そして演じた。

0729_hanzo1自らデザインしたという黒のTシャツと真っ白なスーツという出立ち。まずデビュー曲「心花」のニューバージョンでオープニング。「あったかいんだな」と続き、「この方にあこがれ歌手になる決心をした」という松山千春の「長い夜」では一人一人と握手をしながら客席をラウンド。

作家として他の歌手に作品を提供した「心の雨」では歌の合間に見せたマイケルジャクソン風の踊りも披露。「どうだ、見たかカッコいいだろう」―客席からはそう呟いたように感じたが、理屈抜きに芸達者な一面を見せた。

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先の東日本大震災後に、桜の花びらが寄り添っていた光景を見て作ったという「桜よりそい」を歌い終え「頑張れ日本、頑張れ東北」と叫んだ。それぞれ1曲ごとに作品が生まれた背景や経緯などを解説した。

0729_hanzo3後半はカラオケの第一興商が主催するカラオケ世界大会へのエントリーが今年最も多い「スサノオ」、そして「アジアへのてっぺんに立ちたい」ことから作ったという「てっぺん」、そして「練って練って作った」という新曲「せつないね」と続き、アンコールの「月夜のアゲハ」で終了した。

8月から12月にかけては全国的なキャンペーンが目白押しだが、9月には台湾でのイベントも予定されている。 

*記者のひとこと*
彼の名前は聞いてはいたが、どんな歌を歌い、どんなステージを見せるのか気になるシンガーの一人であった。今回、縁があり初めてステージを見せてもらった。ステージでは「これでもか・・・」と、どんどん押すタイプだが「歌って踊れるシンガー・ソングライター」を自称するだけあって当日は一人のお客としても楽しませてもらった。門真市生まれの島根県育ち。まだじっくりと取材をしたわけではないので彼を詳しくは知らないが、歌と声に男の色気を感じた。厳しい歌謡界の中にあってこれからは歌だけでは通用しない。つまりライバルとどう差別化を図るか、その辺に生き残りをかけた戦いがある。HANZOをしっかり知るにはやはりそのパフォーマンスが売りの生のステージを見るべきだ。