0723_taniryusuke今年デビュー11年目を迎え7月6日に新曲「紅の宿」(作詞:坂口照幸/作曲:岡 千秋/編曲:伊戸のりお)を発売した徳間ジャパンコミュニケーションズの谷 龍介。「新曲は低音を作品の中で生かせたという新しい発見もありました」と満足そうに語る。
新曲は通算7枚目になるが、今回も演歌色を前面に出した作品で男と女の恋模様をしっとりと歌った。
「持ち味は自分の中ではこれまで高音部だと思っていたが、今回は低音を生かせたということで自分自身も驚いている」という谷。どうやら新たな発見とはその低音が作品の中で生かされたことらしい。成長していく段階の中で新しい発見は必須条件なのだろう。

「やっぱり歌いやすい、つまりカラオケをどうしても意識します。そういった事を含め今回の新曲は年齢を問わず歌いやすい作品との評価をもらっています」という。出身が広島で後援会も地元にあるため、活動の場が広島を拠点に動いてきたしこれからの展開もその傾向がしばらく続くだろうが、数年前から演歌の強い大阪方面にも力を入れ始めた。

今年11年目。デビューまで約4年の歳月がかかった。「広島から上京し東京の水に慣れるまで相当な時間がかかった。デビューして11年よりむしろデビューまでの4年の方が長く感じた。でもそうした経験が今に生かされている」と今の心境を語る。と、同時にこの世界の厳しさ、難しさを肌で感じているとも付け加えた。
「地道にコツコツと枚数を積み重ねながらが作品の浸透を図っていきたい」とデビュー11年目の今も急がずじっくり腰をすえながら地盤固めをしていきたいと語った。

*記者のひとこと*
「だんな様」のヒットで知られる三船和子音楽事務所所属という看板を背負っていることに本人の谷も「恵まれた環境にある」と今の立場をそう表現する。肩を壊し、プロ野球の道を断たれ好きだった歌の世界に飛び込んだ。付き人も経験するなどこの11年は決して平たんな道のりではなかったが、スポーツで養われた精神力で乗り切り現在がある。彼が言うように1枚1枚の積み重ねが前へ進む条件。根気と情熱がいつまで持てるか。彼の分岐点になりそうだ。